西彼杵道路 下り行き(佐世保方面~大串IC)
訪問 2024年1月14日
作成 2024年1月29日
走行記録
指方IC 西彼杵道路・起点(暫定)
佐世保市指方町にあるこのインターから、西彼杵道路がスタート。
真の起点となる佐世保大塔インターまでは未成線が続くが、乗り継ぎ用の国道は4車線化されている。
立体交差点を作る気配もなく、急激な坂道で強引に本線に乗り上げる形を採る。
指方トンネル(長さ:1,590メートル)
本線に乗り上げて早々、1.6kmにも達する指方トンネルを通る。
2023年に時津トンネルが出来るまでは、これが西彼杵道路最長だった。
トンネル出口分岐注意
後述の通り、トンネルを出るとスグに出口となり、直進すると有料区間に入る。
時速70キロ規制(設計速度80キロ)
理論上は時速80キロの走行を担保しているが、対面通行だからという理由で速度規制。
緩めのカーブが続き、出口寸前では直線となる。
出口注意
江上IC
トンネルを出るとスグに出口。この間、出口案内など全く登場しない。
それ以前に、出口標識や次インターまでの距離案内すらも無く、全く統一感がない。
(あすか)長崎県内の自動車専用道路は、縦割り行政・設計仕様の共通化を度外視したがるよね。
江上IC ハウステンボス方面はコチラへ。
近隣はハウステンボスのほか、米軍佐世保基地関連施設があり、どことなく緊迫した空気が漂う。
高架構造となるが、この真下でHTBなどに向かう長崎県道と立体交差。
ここから西海パールライン有料道路
西海市・時津方面の出入口ランプと合流し、ここから有料道路に入る。
江上IC
有料道路となる江上インターから小迎インターまでは、4車線化を見越した設計になっている。
パールブリッジ(1号橋・2号橋)
兎島を挟んで江上浦地区の海峡部を通るこの部分は、パールブリッジと呼ばれる箱桁橋で通している。
周辺は小さい島々と複雑に入り組んだ地形の間に海が広がり、絶景である。
パールブリッジを渡る過程で、右手に国の重要文化財である針尾送信所が見える。
高畑PA
西彼杵道路本線における唯一のパーキングエリア。中身はトイレ・自販機のみ。
針尾本線料金所 500m
針尾IC
高畑PAと針尾インターの間は500m程度しか離れていない。
また、インター出口までの距離を示す案内もなく、唐突に出口標識が出現する。
針尾IC 針尾送信所・初代西海橋はコチラへ。
針尾本線料金所
そのまま通過すると本線料金所へ。2区間の通行料をこの場で支払う。
自専道ながらもETCレーンはなく、内側は係員による手動対応となっている。
(あすか)ETCぐらい付けましょうよ~。
針尾IC
料金所を過ぎて新西海橋まで向かう部分は、大きなサグとなっている。
途中、橋梁で繋いでいるあたり、極力元の地形に配慮した様子が窺える。
時速70キロ規制(設計速度80キロ)
新西海橋(橋の長さ:620メートル)
橋の寸前で対面通行縛りが解除。西彼杵道路全体で4車線で通行できるのは、ココだけである。
新西海橋(橋の長さ:620メートル)
初代西海橋同様のアーチ橋だが、こちらは片側2車線整備された現代的なものに仕上がる。
歩行者通路が自専道の真下に設けられ、一部は針尾瀬戸の激しい海流を一望できる設備も。
針尾瀬戸を渡る途中で、隣の西海市へ。
貴重な片側2車線だが、有料道路を禁忌したがるのか、対向車を見かけずに勿体ない。
また、先ほどの指方→江上も、旧道となる国道202号と相互利用できないため、利用者は限定的。
(あすか)まあ、複線化されているだけでも有り難く思わんとね……。
小迎IC 600m
速度落せ 小迎インター止まり時代の名残だろうか。
小迎(こむかえ)IC ここから完成2車線
小迎インターを以て片側2車線は終了。
そのまま完成2車線に降格するため、左車線にいると強制的に出口へ誘導される。
小迎(こむかえ)IC 西海パールライン有料道路ここまで
西海市(西海・大島・七ツ釜鍾乳洞方面)はコチラで。ココまでが県公社管理の有料道路。
小迎インターの真下をボックスカルバートで行き来するも、完成2車線となったために1+1車線での運用に。
この先 対面通行
永遠に拡幅されることのない、長い対面縛りの道路が、時津まで続く。
時津・長崎方面の出入口と合流し、ここから完全な無料自専道へ。
ココまでが国道202号のバイパス扱いで、この先は国道206号のバイパスに変わる。
小迎IC
小迎インター以降は無料自専道であり、この部分に関しては交通量が激増する。
時速70キロ規制(設計速度80キロ)
完成2車線なので拡幅の可能性はなく、かといってワイヤーロープなどで安全性向上もしないため、ずっとコレである。
旧道となる国道206号同様、海岸線に沿った経路を辿る。
元の地形を可能な限り流用しているため、非常にアップダウンが多い。
下り坂(最大傾斜6%)
完成2車線なのでスペックもそれなり。坂道など、極端に傾斜角度が大きい。
左手には、大村湾と離れ小島がポツポツ浮かぶ様子が見える。
無料で運用されているため、海岸線をなぞっていた国道206号の交通量は激減。
もとより、小迎から大串までの区間は、海辺寄りであるが故に事故も多かった様子。
県公社区間と異なり、無料区間はわだちが目立つなど、必要最小限に留めているようだった。
長崎県の自腹で負担しているのを考えると、これは仕方あるまい。
ある程度進むと、大村湾沿いから離れて山間部へ。
速度落せ
大串IC
大きな下り坂の途中で終点標識が現れ、この地で佐世保・西海市区間の本線は終了。
この先、何らかの方法で時津・長崎方面へ延伸していくそうだ。
主要地方道・大瀬戸西彼線の真下を潜った後は、アクセスランプとなって麓に降りる。
延伸の気配は「辛うじて分かる程度」で、全く以て不明。
大串IC
国道206号と合流し、佐世保・西海市区間の西彼杵道路は終了する。時津・長崎方面は右折。
大串IC
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