北薩横断道路 下り行き(鹿児島空港~佐志IC)

訪問 2024年11月7日
作成 2024年11月18日

走行記録

溝辺鹿児島空港IC・鹿児島空港


[24]溝辺鹿児島空港IC
鹿県などが提示する北薩道の出発点はココから。


[24]溝辺鹿児島空港IC料金所


北薩横断道路・起点
料金所を潜って空港方面へ分岐後、本格的に北薩道がスタート。
右折すると国道504号経由で霧島市国分・隼人方面に向かう。


鹿児島空港ターミナル沿いの4車線道路は、現道活用区間に指定されている。
そのため、空港入口沿いに作られる新設インターまでは、取りあえず完成済み。

野坂IC~永野IC(一日平均通行台数:約2,500台)


野坂IC
国道504号をさつま方面に向かうと、途中で自専道へ分岐する十字路交差点と出くわす。


標識の上では直進に対して特に何も掲載していないが、元々、野坂~永野が開通する前までは、その狭隘道路が国道504号だった。現在は野坂~永野の自専道部分が国道に指定され、逆に旧道は霧島市・さつま町道に払い下げられているため、国道だけで行き来する場合には、必ず自専道を通らないといけなくなっている。


自専道がある本線部へは、長い上り坂を通る形を採る。


現在はそのまま左カーブで本線直通となっているが、いずれは空港方面との直通を勘案し、立体化する見込み。


125cc以下の二輪車・自転車・人は通行禁止
国道504号(野坂~永野)が自専道の方に鞍替えしてしまったため、歩行者などは旧道を通らざるを得ない。


拝啓、国道504号(北薩道)
こんな山の中で唐突に高速道路がスタートするの、以前来た時は衝撃を受けてました。


この先対面通行(暫定2車線)


野坂インターを過ぎると、麓となる永野インターまで延々と下り坂が続く。


計画当初は4車線拡幅を想定しており、野坂~永野・泊野~高尾野に関しては拡幅スペースが設けられている。
それ以外の線区は計画の見直しで完成2車線に降格しており、永野~広瀬は拡幅用の空き地がない。


南川2号橋
永野インターまでは橋梁に標識が設けられている(この先の、さつま泊野インター以降でも出現)。


下り坂3.5km 速度注意(最大傾斜4%)


永野IC 3km 宮之城 19km
NEXCO線に見られる例の3段標識だが、永野以西が開通した後も更新されていない。
宮之城はさつま町発足前の旧・宮之城町のことを指しており、さつま町役場の所在地でもある。


鹿児島県薩摩郡さつま町(さつまぐん-さつまちょう)
2005年に宮之城・鶴田・薩摩の3町が合併して発足した自治体。


高架橋と切り通しの繰り返しで、延々と下り坂が続く。結構爽快である。


拝啓、国道504号


下り坂1.6km 速度注意(最大傾斜4%)


森渕2号橋
ココで大きく左にカーブし、旧道と立体交差。


永野トンネル(長さ:172メートル)

北薩道最初のトンネル。全体を見渡しても、トンネルで通している箇所は意外と少ない。


永野トンネルの先で視界が大きく広がる。奥手には、旧道と合流する永野インターの姿も。


永野IC 500m


道路情報表示板(鹿県)
鹿県の道路情報表示板は、どことなくNEXCO西日本管内のモノに似ている。


永野IC


永野IC

永野IC

永野IC~さつま観音滝IC(一日平均通行台数:約1,800台)


永野インターの前後区間で追越車線を確保しているが、訪問時は車1台見かけずに使わなかった。
前方車両がノロノロ運転している時の、一時的なパッシングポイントとしての利用に限られるだろう。


車線減少の標識はたった1枚だけ。前区間にあった「この先対面通行」などの類も一切無い。


ここから完成2車線
永野インターから先は完成2車線に降格し、中央分離帯が出現する。
確かにこの程度の交通量なら、身の丈に合った片側完全1車線で十分なのかもしれない。


さつま観音滝IC 500m


さつま観音滝IC


さつま観音滝IC
観音滝公園はコチラへ。

さつま観音滝IC

さつま観音滝IC~さつま広橋IC(一日平均通行台数:約1,800台)


北薩ならではの丘陵地が延々と続く。


下り坂 速度注意(最大傾斜5.0%)


長めのカーブ+下り坂が続いた後、サグを経て上り坂に変わる。


さつま広橋IC 500m


さつま 広橋インターまで500mを切ったが、出口直前までカーブになっている関係で、若干長く感じられる。


さつま広橋IC


さつま広橋IC
さつま町薩摩地区・薩摩川内市祁答院地区はコチラへ。


さつま広橋インターと佐志インターの間は2024年3月に開通。
さつま町の中心部である旧・宮之城市街へ、また一歩近づいた。


宮之城・阿久根方面の出入口と合流。前後は対面分離のままで完成となっている。

さつま広橋IC

さつま広橋IC~佐志IC(一日平均通行台数:未調査)


佐志インターの先も先程と同様、北薩地域特有の丘陵地が続いている。


佐志IC 5km


完成2車線で設計されているため、上り方向ではさつま広橋インターの手前で追越車線を設けて煮詰まりを抑制させている。


追越車線 1.5km先
追越車線は上下線で異なる場所に設置され、下り方向は佐志インターの手前にある。


完成2車線に降格したことや建設費見直し等もあり、今まで以上に地形に頼った造りで乗り切る。
そのため、自専道ながらも妙にアップダウンや急カーブが多く、快適さは失われている。


穴川(橋の長さ:191メートル)
真下で旧・国道504号と立体交差。川内川水系である穴川を並行している。


ここから追越車線(追越車線の長さ:約1,900メートル)
穴川を渡った先で、一転して急傾斜な上り坂へ入り、そのまま追越車線が出現する。


車線減少 走行注意 左へ
元の地形を可能な限り流用しており、写真の場所であたかも峠を越えたかのような錯覚を受ける。


車線減少 走行注意 左へ
一転して下り坂。佐志インター寸前までも、なかなかな傾斜角度を持つ。


佐志IC 1km 追越車線ここまで
佐志インター出口1km手前で追越車線は消滅。


周辺は旧・宮之城町佐志地区の集落が形成されているが、北薩道本線からはその姿はあまり見えない。


佐志IC 500m


佐志IC


2024年11月地点では佐志インターを以て、一旦、北薩道は終了。
この先、宮之城市街を経由して高尾野・阿久根方面へ繋げる予定だが、一般道路スペックにスケールダウンするという。


佐志インター交差点
さつま町市街(宮之城・シティセンター)・阿久根方面は左折。
右折すると町道経由で国道267号に向かい、伊佐市・水俣・人吉方面へ向える。

佐志IC

北薩横断道路 [北薩道] 高尾野・阿久根方面>>

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