E42紀勢道 上り行き(南紀田辺IC~新宮方面)

訪問 2025年2月9日
作成 2025年3月2日

走行記録

南紀田辺IC~上富田IC(一日平均利用台数:約9,000台)


[34]南紀田辺本線料金所
ここからE42近畿道

本線料金所を潜って、E42阪和道からE42紀勢道へバトンタッチ。
ここから長~い紀伊半島(南紀~東紀伊)の旅路が始まる。


南紀田辺インターの先で田辺市中心部の街並みが広がる。
和歌山県内では2番目に人口が多い自治体で、熊野古道の分かれ道(口熊野)があることで知られる。


すさみ南インターまでのE42紀勢道には、E42阪和道に見られたナンバリング入り路線名標識(どんぐり)が一切設置されていない。
そのため、何も知らないと、南紀田辺インターの先でE42阪和道からE42紀勢道に変わったことなど判断できない。


稲成トンネル(長さ:570メートル)
上り方向のE42紀勢道では最初のトンネル。


上富田IC 6km 南紀白浜IC 13km 新宮 107km
白浜が近づくため、下段部の案内が新宮市役所までの距離に変わる。
E42紀勢道は勢和多気→南紀田辺が「下り」だが、インター番号はE42阪和道の連番で対応している。


右会津川橋・秋津高架橋
右手に秋津地区の街並みが形成されている。


上り坂(最大傾斜4%)
地形を流用した構造が数多くみられており、しかも追越が全くできないため、繁忙期を中心に混雑が生じやすい。


左会津川橋


上万呂高架橋
日曜夕方であるにも関わらず、南紀白浜方面へ向かう客層が意外と多く、流れが悪い。
串本・那智勝浦・新宮方面の延伸を継続しつつ、一方で4車線化を見据えた対策も必要だろう。


上万呂トンネル(長さ:400メートル)
この手前に緊急退出路があり、何かあったら近所の紀南病院へ搬送できる構造になっている。


拡幅に必要な空き地は西側(海寄り)に確保されている。


上富田IC 2km


車間距離確認区間(設計速度80キロ)
E42系統の高速道路は、原則として時速80キロ走行を想定したつくりになっている。


給油所 IC出口から100m(他人事)
給油所に限らず、そもそもE42紀勢道には休憩施設があまりない。


田辺市と上富田町の境目付近も急傾斜な坂道となっており、繁忙期を中心に渋滞が発生する懸念を持つ。
せめて、南紀白浜インターまでは、4車線化前提で有料道路方式で整備したが良かったんじゃないかな?


上富田IC 1km


上富田IC 500m


[35]上富田(かみとんだ)IC


[35]上富田(かみとんだ)IC
上富田町方面はコチラへ。

[35] 上富田IC

上富田IC~南紀白浜IC(一日平均利用台数:約11,000台)


時速70キロ規制・追越規制
南紀田辺インターからすさみ南インターまでは、可変式ではなく最初から時速70キロ規制で固定されている。


田辺市と上富田町の境目付近で拡幅箇所が入れ替わり、現状は下り方向の車線を使って対面通行を行っている。


道の駅くちくまの(下り方向のみ)
なぜか上り方向には道の駅を含め、本線直結型の休憩施設予定地すら確保されていない。あんまりでは?


南紀白浜IC 5km 日置川IC 14km 新宮 100km
新宮市役所まで、あと100キロ程度。でも、現状はすさみ~新宮が未完成のまま。
同じ和歌山県なのに、県庁どころか、南紀を縦断することすら極端に時間が掛かるため、不便である。


南紀白浜インターまでは丘陵地が大半を占めており、大抵は盛土構造で作られている。


車間距離確認区間(設計速度80キロ)
夕方に訪問した時は、南紀白浜からの帰省客がズラズラと走っていた。
道中で追い越しを行える場所が一切ないため、正直、流れはあまり宜しくない。


南紀白浜IC 2km


富田川橋
ここで国道42号現道と立体交差。国道側は河川に並行しながら太平洋沿いを目指す。


南紀白浜IC 1km
(あおいさんの話)「残り1km標識。この先、次の700m手前標識までに合計500m程度のトンネルが続くので、距離的におかしくない?」


平間トンネル(長さ:160メートル)
この先トンネル3つ連続


十九渕第1トンネル(長さ:390メートル)


南紀白浜IC 700m
十九渕第2トンネル(長さ:330メートル)
道の駅椿はなの湯 南紀白浜IC出口より7km


[36]南紀白浜(なんき-しらはま)IC
十九渕第2TNを過ぎると、スグに南紀白浜インターと合流する。


[36]南紀白浜(なんき-しらはま)IC
関西のリゾート地・南紀白浜(白浜温泉・空港・アドベンチャーワールドなど)はコチラへ
リゾート地の南紀白浜とE42紀勢道とはやや離れた所にある。防災対策もあるのかな?

[36] 南紀白浜IC

南紀白浜IC~日置川IC(一日平均利用台数:約11,000台)


上り坂(最大傾斜4%)


富田坂第1トンネル(長さ:170メートル)
この先トンネル3つ連続

3つのトンネルはいずれも上り坂になっており、速度低下が大いに懸念される。


富田坂第2トンネル(長さ:200メートル)


要害山トンネル(長さ:70メートル)
トンネル連続あと1つ


日置川IC 8km すさみIC 14km 新宮 93km
南紀白浜インターから先は、紀伊半島の海際を内陸経由でショートカットするように整備されている。
並行する国道42号が太平洋ベッタリであるため、津波が起きても迂回できる体制が必要な所が決め手となっている。


見草トンネル(長さ:2,380メートル) トンネル信号機
いねむり注意!! この先トンネル6つ連続 停止危険
長距離トンネル+連続トンネルという仕様上、入口に信号機を設置して進入コントロールを実施。
トンネル信号機は、海南市内にあったE42阪和道以来である。


見草トンネルは総延長が2.4kmにも達する長距離モノ。
入口だけ上り坂で、少し進むと日置川インターまで下り坂が連続する。


リアス式海岸をグネグネと移動する国道42号現道と異なり、E42紀勢道は大胆にトンネルでショートカット。
時短効果抜群な反面、ずっとトンネルの中にいるため、あまり海という海は見えない。


ずっと下り坂で速度を抑制したがるので流れが悪い。無料なのは勘弁。
見草トンネルを抜けると、次のトンネルに入る前に上り坂へ。


椿トンネル(長さ:1,620メートル)


見草トンネルの時と同様、上り坂は最初だけで、あとは出口までずっと下り坂が断続する。


田野井第1トンネル(長さ:130メートル)
トンネル連続あと4つ


田野井第2トンネル(長さ:1,650メートル)
トンネル連続あと3つ


日置川IC 2km


日置川IC 800m


矢田トンネル(長さ:240メートル)
トンネル連続あと2つ


日置川IC 300m
大古トンネル(長さ:150メートル)


[37]日置川(ひきがわ)IC
先ほどの南紀白浜インターの時と同様、大古トンネルを抜けるとスグに出口。


[37]日置川(ひきがわ)IC
白浜町合併前の旧・日置川町方面はコチラへ。
当インターを境に交通量がやや減少し、この先は新宮方面へ向かう地元客の利用が主体となる。

[37] 日置川IC

日置川IC~すさみIC(一日平均利用台数:約7,000台)


日置川橋
旧・日置川町内を縦断する日置川を通過。清流として知られる。


すさみIC 5km すさみ南IC 15km 新宮 84km
安宅トンネル(長さ:2,730メートル)


手前にあった見草トンネルの時と同様、入ってしばらくは上り坂が断続する。速度低下にご注意を。


すさみIC 3km
この先で上り坂が終わり、そこからすさみインターまで下り坂に入る。


トンネル内でアップダウンを繰り出す構造上、どうしても流れが悪くなりやすい。
リアス式海岸沿いを通過する以上、必然的にトンネルも長距離になり気味である。


周参見第1トンネル(長さ:940メートル)
すさみIC 2km
インター名や自治体の名称はひらがな表記だが、トンネル内では地区名を示す「周参見」と案内。


トンネル内でカーブ+下り坂を繰り出す。


すさみIC 500m


すさみ町の中心地・周参見地区の街並みが見えるが、当初はココにインターを作る計画はなかった様子。えええっ……。


一応は手前の日置川インターからでも、すさみ町周参見地区の街並みへ行けるものの、役場を含めた行政・商業の中心地をすっ飛ばすの、不便でしかない。インター誘致は当然だろうねぇ。


国土交通省 紀勢線出張所 すさみ防災基地
すさみインターの隣に国土交通省の出先機関(防災基地)があり、道路上で何かあったらそこから出動。


[38]すさみIC


[38]すさみIC
すさみ町周参見地区(すさみ市街)はコチラへ。

[38] すさみIC

すさみIC~すさみ南IC(一日平均利用台数:約5,000台)


すさみインター自体が後付けで増設したこともあり、新宮方面の出入口ランプはそれほど長くない。
ランプの末端と同時に、周参見第2トンネルにドン付けしている。


周参見第2トンネル(長さ:2,630メートル)


入ってスグは左カーブが続き、そのあとで直線路へ。


海沿いをベッタリと走る国道42号から北に遠ざけて整備されているため、リアス式海岸ならではの長距離トンネルで覆われている。


和深川トンネル(長さ:460メートル)
隣の周参見第2トンネルとほぼ一体的に運用されているため、これまで入れて実質、3km以上に達する。


トンネルを抜けると、しばらくは高架構造と切り通し区間が続く。
時短効果と防災を理由としており、かなり奥に引っ込んだ印象を受ける。


車間距離確認区間(設計速度80キロ)


すさみ南IC(暫定終点) 5km 新宮 75km
すさみインターとすさみ南インターとの間は10km以上も離れており、すさみインターが無ければ1区間距離がとんでもなく長くなるところだった。
(あおいさんの話)いや、どうせ長距離トンネルに阻まれるから、1区間距離のどうのこうの以前に「長い」としか思えんって。


長井坂トンネル(長さ:2,840メートル)
この先トンネル4つ連続 停止危険 いねむり注意!!


トンネル出口まで、ずっと緩やかな下り坂が断続。
2km超トンネルが普通に連続することもあり、区間距離の短さに反して、次のインターまでの到達時間が長く感じてしまう。


拡幅を想定しているのはすさみ南インターまでであり、それ以降は一部を除き、完成2車線で整備される。
旧・海南湯浅道路、および、E42湯浅御坊道の二番煎じが起きそうな気がしなくもない。


すさみ南IC(暫定終点) 2km


見老津第1トンネル(長さ:210メートル)
トンネル連続あと3つ


見老津第2トンネル(長さ:960メートル)


2025年2月の訪問時は、当時の末端だったすさみ南インターが近い事もあり、終点間際特有の流れの悪さが影響していた。
(あおいさんの話)……串本・那智勝浦・新宮方面は拡幅を放棄など、あり得んわ。


すさみ南IC(暫定終点) 800m


江住トンネル(長さ:580メートル)
道の駅すさみ すさみ南IC出口より1km


すさみ南IC 500m


[39]すさみ南IC
2025年2月ではココで終点であり、訪問当時は串本・那智勝浦・新宮方面へ向けて、穴掘りが行われていた。
E26近畿道・吹田JCTから進んで、約200キロ。ようやくココで一本通しで行ける高速道路の末端部に着いた


[39]すさみ南IC
道の駅すさみのほか、未整備区間を通る串本・那智勝浦・新宮方面は、右折して国道42号現道へ。
ここから新宮市街までは、あと1時間近く掛かる。まだまだ先は長い

[39] すさみ南IC

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