山陽本線・岩徳線 岩国駅
訪問 2024年9月9日
作成 2024年11月28日
山陽本線・岩徳線 岩国駅(西口)
山陽本線・岩徳線 岩国駅(東口)
岩国(いわくに)駅は、山口県岩国市麻里布町1丁目に設置されている、山陽本線・岩徳線の駅。玖珂を経由して徳山方面に向かう岩徳線の起点駅である。また、白市駅から続いてきた広島シティネットワークの最西端に位置し、当駅を境にダイヤが大幅に変わる。岩国市街・錦帯橋方面の最寄駅である。
駅の情報
イコちゃん「ゲーッ!柳井・徳山方面の山陽本線、データイムは1時間1本かいっ!」
イコ駅長「満を期して "国電最期の楽園" をお楽しみあれ」
前述の通り、広島都市圏特有の過密ダイヤは当駅までで、これより西側は運行本数が大幅に減らされる。
山陽本線の時刻表には、柳井・徳山方面も土祝日ダイヤがあるものの、平日ダイヤと殆ど変わらない。
2024年9月9日訪問(MV50型感熱式端末発券)
2024年9月9日訪問(HT50 / JR西日本テクシア製)
当駅を境に山陽本線の鉄道ラインカラーが変わり、宮島口・広島方面は「赤」、柳井・徳山方面は「青」で案内される。
岩徳線は「緑」だが、駅名標を緑で案内しているのは当駅のみ。
施設見学
西口側から駅舎を眺める。現在の建物は2017年11月より運用開始。
それ以前は平屋型の木造建築の建物で、老朽化と駅前再開発を理由に建て替えられた。
西口1階部分に、ハートイン鞍替えセブンイレブンと日本旅行の店舗が入居。
山口県に入ったこともあり、広島含めた山口みやげが充実している。
東西自由通路は高架化以前からもあったが、手狭な上にバリアフリー度外視な構造をしていた。
高架化に伴って改札口を一箇所に集約し、東口再整備と共に行き来しやすく造り直された。
自動券売機は1+2基。うち、みどりの券売機プラスが1基あり、基本的にはコレで対処する。
一応、隣には数少ないみどりの窓口があるが、閉鎖も時間の問題である。
隣接するみどりの窓口は営業時間が短く、基本的には券売機プラスできっぷのやりとりを行う。
イコちゃん「1基だけじゃ足りんわ」
心ないイコ駅長「窓口潰すなら、通常のみどりの券売機をあと1基投入して貰わんと詰まりますわ」
改札口を眺める。手前の大竹駅・西広島駅に似た造りをしている。
改札を通って、各方向に分岐。当駅で運行系統が変わることもあり、乗車場所に注意。
出場改札口の裏手に乗り越し精算機。
岩徳線(錦川鉄道乗り入れ)は、改札を通って左折。
そのまま階段を降りると、岩徳線専用の1番のりばに通じる。
岩国から川西まではJR・錦川鉄道どちらも乗り入れるが、錦川鉄道の列車は0番のりばを使う。
駅舎の建て替えと共に、空調管理が効いた待合室が、駅ホームの中程に増設。
ほぼ同一の場所にCURICO自販機もあるため、次の列車までの待機が行いやすくなっている。
岩徳線の鉄道ラインカラーは「緑」だが、駅名標含めてホントに緑で案内してるのは当駅だけ。
他はJR西日本標準の「青」(山口エリア共通カラー)で固定されている。
岩徳線の列車は1番のりばに入線し、待合室の近くに列車が停まる。
1番線と3番線の間にホームがない2番線(留置線)があり、その部分を利用して岩徳線の列車を留置させる。
前述の通りに、錦川鉄道の列車は0番のりばに入線するため、そこへは1番のりばから少し歩く必要がある。
0番のりばは原則として錦川鉄道会社が管理しているため、ホームの手入れは他と比べて非常に雑である。
また、錦川鉄道ではICOCAの利用が出来ない触書があり、自販機等の設備も一切無い。
0番のりばに設置された待合席とメッセージボード。
1・0番のりばから川西・玖珂及び、清流新岩国・錦町方面を眺める。
0番のりば寸前で1番線・0番線が分岐し、それぞれの鉄道会社の列車が必要なホームに入り込む。
こちらは宮島口・広島方面。
0番のりばは切り欠けホームになっており、車止めの部分から岩徳線・錦川清流線が始まる。
但し、本来の錦川清流線の起点は川西駅であるため、0番線に入ってくる錦川鉄道は「片方向乗り入れ」扱いになる。
3番のりば以降の改札内通路を眺める。
階段のうち、南側はエスカレーター・北側はエレベーターが併設されている。
4番のりばから柳井・徳山方面を眺める。先程の0・1番のりばも含め、3面6線の単式+島式ホームで構成。
こちらは宮島口・広島方面。当駅から広島方面へ発車する列車は、大抵、4・5番のりばをメインに使う。
7番のりばから柳井・徳山方面を眺める。左手に留置線が多数見受けられる。
こちらは宮島口・広島方面。6番のりばは原則として当駅止まりだが、希にココから発車することがある。
当駅でダイヤが大きく変わるため、広島方面と徳山方面の連続乗車は、必ずココで乗り換えが発生する。
この先は広島直通列車を除き、従来の国電を使って運行することから、急激に時計の針が逆戻される印象を受ける。
イコちゃん「ココに来て国電のEDENに戻されるなんて。はよ山口エリアにも227系を持ってこんかい!!」
心ないイコ駅長「コラコラ、列車に乗れるだけでも有り難く思いなさい」
柳井・徳山方面の先は、当駅折り返し・留置線入り・岩徳線方面への分岐も相まって、線路が非常に複雑に分かれている。
駅の東側は大量の留置線が確保されており、当駅始発列車の待機などに使われる。
駅の近所
西口周辺は岩国駅前本通商店街が形成され、繁華街・金融機関等が形成されている。
駅前は西口側と東口側とで雰囲気が異なり、西口沿いは岩国本通商店街を中心とした繁華街・金融機関・行政機関が形成されている。東口側は閑静な住宅街を挟んだ後、瀬戸内海沿いに帝人・日本製紙等の工場が立地している。
錦帯橋へは岩徳線・川西駅からの方が距離的には近いものの、岩徳線の運行本数は少なく利便性に欠けるため、西口に設けられたバス停から乗り継ぐのが一般的。
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