山陽本線・福塩線 福山駅
訪問 2020年12月6日
作成 2025年4月24日
山陽本線・福塩線 福山駅(ばら公園口)
福山(ふくやま)駅は、広島県福山市三之丸町1丁目に設置されている、山陽本線・福塩線の駅。府中・三次方面に向かう福塩線の起点駅である。広島県東部(備後地域)の主要都市・福山市中心部の最寄り駅であり、駅の北側に隣接して福山城がある。
駅の情報
2020年12月6日訪問(MR52型MARS端末発券)
山陽本線の駅名標。当駅を境に、鉄道ラインカラーがオレンジから水色に変わる。
福塩線のラインカラーは紫を割り当てている。
施設見学
南口(ばら公園口)側から駅舎を眺める。
在来線寄りの南側は、駅ナカを含めた商業施設が集中している。
旧・岡山支社管内では3店舗存在する複合型商業施設「さんすて」。
新幹線「のぞみ」が停車する駅だけあり、福山・備後地域のお土産店が軒を連ねる。
南北自由通路を軸として、さんすて福山のちょうど反対側に、新幹線向けのみどりの券売機と窓口を設けている。
在来線向けの近距離券売機は、改札口のすぐ隣に設置。
福山という備後地方最大の大都市でありながらも、券売機は割と控えめである。
西明石駅の時と同様、当駅は在来線改札口に内包される形で、別枠で新幹線改札口を設ける二重構造。
在来線コンコースから更に奥に進んだ所に、新幹線改札口がある。
そのため、新幹線ホームと駅の外側を行き来する場合、二度も改札機を通過しなければならない。
4番のりばから三原・広島方面を眺める。3面6線の島式ホーム。
隣に福山城がある関係で用地取得が難しかったこともあり、在来線の上に新幹線ホームを設けた三階建て構造を採る。
こちらは倉敷・岡山方面。山陽本線側のホームにいる場合、高架構造の影響で、駅の前後の風景は殆ど見えない。
5・6番のりばは倉敷・岡山方面の上り列車が使うが、時間帯によっては7番のりばから発車するものもある。
福塩線のホームは福山城がある北側にあるため、在来線改札内コンコースから奥に引っ込むようにして作られている。
7・8番のりば付近に0キロポストがあり、ここから福塩線の旅路が始まる。
このホームだけは新幹線の高架下に無いため、福山城近辺の繁華街を一望できる。
8番のりばから神辺・府中方面を眺める。一番外側に留置線とみられる線路を確認できる。
スグ隣に福山城があり、ココまで接近した構造を持つ駅は大変珍しい。
7・8番線と合流し、少しだけ山陽本線と並走した後、芦田川に差し掛かった所で北寄りに進路を変える。
隣の備後本庄駅とはそれほど離れている訳ではないものの、朝夕の通勤時間帯を除けば1時間1本程度。
駅の近所
駅の南側を中心に福山市役所があり、周辺一帯を繁華街・商業施設・金融機関等がひしめいている。対称的に、駅の北側は福山城がある以外は閑静な住宅街が広がり、駅の南北とで雰囲気が随分と異なる。隣接する福山城は、旧・山陽鉄道会社によって鉄道を開拓した地点で、城内の敷地を一部切り崩す形で駅を新設した経緯がある(新幹線誘致は市街地・福山城どちらも干渉してしまうことから、やむを得ず三階建て構造で乗り切っている)。
ばら公園口(いわゆる南口)にはバスターミナルが併設されており、福山市街のほか、景観地の鞆の浦や芸予諸島(しまなみ海道)へ向かう路線バスなども停車するため、備後地域における交通の要衝としての役割をも担う。
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