日田彦山線 添田駅(鉄道駅単独時代)

訪問 2018年9月9日


日田彦山線 添田駅

 添田(そえだ)駅は、福岡県田川郡添田町添田に設置されていた、日田彦山線の駅。添田町の中心駅であり、かつてはココから国鉄添田線が分岐していた。

駅の情報

基本データ(無人駅)

九州北部豪雨によるバス代替運行


添田⇔夜明の連続利用は、駅隣のバス停で待機している代行バスで。

 添田駅~夜明・光岡・日田駅までの日田彦山線(一部、久大本線に乗り入れ)は2016年の九州北部豪雨に伴い、現在でも災害復旧が行われておらずに行き止まりの状態が続いていた。この部分に関しては、日田彦山線BRT開業前までは代行バスによる対応を行っており、添田駅の場合は駅の隣にあるバス停から乗降していた。

夜明・日田方面は、BRT(バス高速輸送システム)で再出発へ


2番のりばの段差を解消し、その部分にBRT用の路線バスを乗り入れる。

 2016年の九州北部豪雨で決壊・破損した、添田~夜明の日田彦山線における復旧案として、JR九州側は「ネットワークの維持」を確実に行うことを理由に、BRT(バス高速輸送システム)による運用を提示。沿線自治体が該当線区の税負担を拒否したことに伴うバス輸送である。途中で会議が中断する機会が生じたものの、2020年に最後まで反対していた東峰村も含め、沿線自治体・JR九州がBRTによる事実上のバス輸送転換を容認。

駅名標


添田~夜明が運行されていた頃の駅名標

施設見学


駅舎内にかつてあったと思わしき窓口跡。
現在は食券タイプの自動券売機があるだけで、無人化されている。


改札と思わしきモノは存在せず、きっぷ回収箱がホームへ向かう通路の一角に通せんぼのように設置されているだけ。


掲示板には代行バスの時刻表と係員による介助が必要な場合の説明書きがあるだけ。
施設の北側には添田町の観光案内所・物産館が併設されている。


現状では単に島式ホームが中央部にポツンとあるだけで、駅舎とホームまでは構内踏切を渡らないといけない。
昔は跨線橋もあるなど、立派な主要駅だったらしいが、そのような面影はどこにも無い。


時刻表。ただでさえココに来るのが大変なのに、日田方面はさらにシビア。
添田から小倉へ向かう便には、一部時間帯で停車駅を絞った「快速」の概念がある。


1番のりばが廃止され、島式ホームとして本当に宙に浮いた印象しかない2・3番のりば。


日田方面を眺める。旧・1番線と思わしき駅の東側に線路があるが、実際に使用されることはほぼ無い。

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