肥薩線　真幸駅

訪問　2021年2月16日
作成　2021年4月1日

肥薩線　真幸駅

　真幸(まさき)駅は、宮崎県えびの市内堅に設置されている、肥薩線の駅。宮崎県で最初に完成した鉄道駅で、かつ、同県最西端の鉄道駅である。地形的な事情から、駅の前後で列車の向きが変わるスイッチバック駅となっている。過去に深刻な鉄道事故が何度か起きている。

駅の情報

基本データ（無人駅）

記念入場券

　近所のボランティアが滞在している土日祝日では、記念入場券の発売や特産品の即売が行われる。平日に来ても記念入場券はお買い求め出来ません（－－；

通常の駅名標と別に、電光内蔵型の旧駅名標も残されている。

駅舎見学

駅舎は木造家屋。1911年の開業当時から残る昔ながらの駅。地元の手によって大切に維持されている。
施設内には駅スタンプや駅ノート・過去の列車写真などの資料を展示している。

ホームは1面2線の島式。乗降する場合は1番線の構内踏切を渡る必要がある。

ホームから吉松・宮崎・鹿児島方面を眺める。
スイッチバックの関係上、人吉方面へ向かう場合も、最初は同じ列車の向きをしている。

こちらは人吉方面。スイッチバック駅特有の車止めが奥にある。
少し西寄りの部分に高台があるが、その部分が人吉方面へ通じる本線。

鳴らすと幸せが訪れるらしい幸せの鐘。その割に、過去は散々だったらしい。

ノラ猫が真幸駅に住み着いている。人が近づいても平気顔。

ひなたぼっこしながら居眠り。無人駅を彼が「駅長代わり」として見守っている様子。

駅の近所

　元々は周辺に集落が点在したが、1972年の集中豪雨で駅を含めた周辺が土石流となって大きな被害を及ぼしたことから、多くの住民たちは違う場所へ移転。周辺は国道447号がある程度で、コレと言った施設は存在しない。