筑肥線 筑前前原駅

訪問 2022年10月16日
作成 2023年1月5日


筑肥線 筑前前原駅

 筑前前原(ちくぜん-まえばる)駅は、福岡県糸島市前原中央1丁目に設置されている筑肥線の駅。糸島市(旧・前原市)中心街最寄り駅であり、この駅を境にして唐津方面と姪浜・天神・博多・空港方面のダイヤが大きく変わる。

駅の情報

基本データ

    

筑肥線の運行系統が大きく変わる駅


筑前前原駅を境に、ダイヤが大きく変化。
姪浜・天神・博多・空港方面は1時間3~4本以上あるのに対し、唐津方面は1時間2本程度。


2016年当時の時刻表。
大幅見直しが実施される前、ココから唐津方面は1時間2~3本の間隔で運行されていた。

 姪浜駅から続いてきた過密ダイヤは当駅までで、この駅を境にして運行本数が大幅に激減する。朝夕のラッシュ時は、当駅までの運行本数が最大で1時間あたり9本と大都市圏並みになる一方、当駅から先の唐津方面は、1時間2~3本程度まで縮小される。また、福岡市地下鉄の電車が乗り入れするのも当駅までとなる(かつては筑前深江駅まで乗り入れする地下鉄電車も存在した)。


2021年3月に実施されたダイヤ見直しでは、当駅で運行系統そのものが完全に分断されたため、どのような場合でも乗り換えが必須になる。以前は一本調子で唐津方面と空港方面を行き来することができたんだよ~。

駅スタンプ

駅名標


駅ナンバリング・糸島高校前駅開業後の駅名標


駅ナンバリング・糸島高校前駅開業前の駅名標

施設見学


南北自由通路を眺める。現在の駅舎は1999年に高架化されたもの。


改札口を眺める。右手に待合室が設けられている。
福岡市中心部との通勤圏にはあるが、改札機は出入口合わせて2基ずつと、シンプル。


筑肥線では唯一の直営駅だが、みどりの窓口はあっても、指定席券売機まではない。
自動券売機は2基設置されており、空港乗り入れや2枚きっぷ当日券などを扱う。


改札内を眺める。通勤客に配慮し、改札を通ってスグ脇はエスカレーターで対処。
ド真ん中に駅ピアノが飾られていた。


乗り越し精算機は、3・4番のりばへ向かうエスカレーターの隣にあり。


3番のりばから西唐津方面を眺める。2面4線の島式ホーム。
地下鉄空港線も含め、安全柵が設置されるのも当駅まで。


当駅で運行系統が大きく変わり、全ての列車がココで折り返しを行う。
そのため、ラッシュ時も含め、脇の1・4番線もフルに稼働している。


姪浜・天神・博多・空港方面から続いてきた複線区間は、当駅を以て終了。
この先、西唐津まで単線区間が続く。


こちらは姪浜・天神・博多・空港方面。


地下鉄電車が乗り入れするのはここまで。以前は筑前深江まで乗り入れていたこともある。


逆に、ここから唐津方面の列車は、大抵が国鉄103系電車を使う(たまに303系・305系も乗り入れる)。
交流電車だらけのJR九州では唯一となる、直流タイプの国鉄電車。

駅の近所

 前述通り、旧・前原市の中心部に最も近い駅であり、糸島市役所などの行政機関に対する最寄りになっている。周辺は駅前を通る旧国道202号沿いを中心にロードサイド店舗やスーパーマーケットが目立つ一方、住宅街やマンションビルなども多い。

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