地下鉄空港線・筑肥線 姪浜駅
訪問 2023年8月27日
作成 2024年7月31日
福岡市地下鉄空港線・筑肥線 姪浜駅(南口)
福岡市地下鉄空港線・筑肥線 姪浜駅(北口)
姪浜(めいのはま)駅は、福岡市西区姪の浜4丁目に設置された地下鉄空港線・筑肥線の駅。両路線の起点となっているが、運行系統上は地下鉄・筑肥線どちらも相互乗り入る(一部列車は折り返し)。かつては、ここから福岡市南区方面へ向けて旧・筑肥線が分岐していた。
駅の情報
JR駅ナンバリング導入後の駅名標。あくまでも「中立」を自称している。
他の地下鉄線と異なり、JR線との会社境界駅という立場から「中立」として、国鉄時代に使われた駅名標をベースにしたデザインが採用されている。なお、地下鉄線公式の駅名標に使われるシンボルマークは、姪浜をイメージした「ヨット」のデザインが描かれている。
施設見学
駅舎内を眺める。西改札口沿いにコンコースが広がる。
2023年8月訪問時は、西側改札口の真正面にセブンイレブンが営業していた。
JR九州系(えきマチ1丁目・ファミリーマート)を除いた購買施設は、福岡市交通局の指定管理者制度に基づいて入居。
西側改札口の隅っこから、えきマチ1丁目へ入り込める通路がある。
博多・天神を除いて駅売店が殆ど無い地下鉄駅では、貴重なショッピングモールと言える。
北口そばに福岡市交通局直営のサービスセンターが設けられており、一部の定期券等の発売はココで行う。
券売機は5基設置されており、JR線は西唐津駅までの乗車券を購入することが可能。
設備は福岡市交通局仕様で、日本信号製の券売機が導入されている。
西側の改札口。姪浜から福岡都心へ通勤する客層に配慮し、出入口それぞれ3基ずつ配備している。
改札機の隣には出札用の窓口と精算所が設置。
全ての地下鉄駅に設けられており、無人化を進めるJR九州と姿勢が異なる。
中二階部分には東側の改札口があり、こちらは「えきマチ口」という愛称がある。
えきマチ1丁目の施設内とホームとの間を行き来する客層向けであるため、改札機の数は少ない。
中二階の1・2番のりば沿いにトイレ。
3番のりばから、筑前前原・西唐津方面を眺める。2面4線の島式ホーム。
経路変更後の筑肥線の起点だが、設備はまんま地下鉄であるため、JR線との変わり目は殆ど感じられない。
筑肥線にそのまま乗り入れる地下鉄電車は3番線を使い、逆にJR九州の列車は4番線を使う。
当駅を境にダイヤが変化し、地下鉄は最短5分間隔の超過密ダイヤだが、筑肥線は概ね15分間隔となる。
駅の西側に分岐器があり、筑前前原・西唐津方面へ向かう列車はそこを経て、奥手の高台となっている高架橋を通る。
この先の高架橋の先に姪浜車両基地があり、そこへ入線する地下鉄電車は高台の高架下を潜って基地に向かう。
こちらは天神・博多・福岡空港・貝塚方面。当駅発着の列車向けに、この奥にも分岐器がある。
この先、高架区間から下り坂となり、地下道に突入して各方面に向かう。
駅の近所
姪浜駅の高架下で営業中のえきマチ1丁目姪浜。昔は「デイトス」と呼ばれていた。
スーパーマーケットやファッション・お土産品・ファーストフード系の飲食店等が入居する。
南口付近に設けられた、JR九州系のファミリーマート。
駅の斜向かいに西区役所。
西区役所付近の姪浜大通り沿いにロードサイド店舗が密集。徒歩圏内で買物が出来るのは便利そうだ。
駅前は姪浜地区の商業施設が目立つほかに、駅の斜向かいに西区役所がある。マリノアシティや福岡市の離島である能古島・喜界島へ向かうフェリー乗り場も、当駅から路線バスで乗り継ぐ。
地下鉄が出来る前は田園風景が広がる長閑な地域だったが、開業後は福岡都心のベッドタウンとしての役割が高まり、マンションを中心とした住宅街が数多く形成されるようになった。地下鉄駅とはいえ、元々は国鉄が仕切っていた土地であるため、所々にJR九州系が仕切る商業施設が、駅を含め、点在している。
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