肥薩おれんじ鉄道線　八代駅
（肥薩おれんじ鉄道本社併設）

　八代(やつしろ)駅は、熊本県八代市萩原町1丁目に設置されている、肥薩おれんじ鉄道線の駅。同路線の起点駅で、熊本・人吉方面に通じるJR線との乗換駅となっている。

基本データ（簡易委託駅）

JR線へ乗り換える場合

有効な乗車券がない場合は、一旦、改札を出てからJR線の駅舎へ。

乗車券

2025年6月5日訪問（常備券）

駅名標

肥薩おれんじ鉄道会社発足後は、上記のような駅名標に交換された。
ヒラギノUDゴシックと見られる日本語フォントを採用している。

駅舎を眺める。JR線側の駅舎から少し南に離れた所に、本社併設の建物がある。

コンコースを眺める。通路沿いに木製のロングシートや自動販売機などを設ける。

当駅は有人駅であり、OR線では数少ない自動券売機を改札口そばに設けている。

待合室を眺める。窓口の他、列車が来るまでの時間つぶしとして、コミック類が展示されていた。

改札口を眺める。JR線へ通じる乗り換え改札口が見える。
列車の当駅到着時は、駅員が改札通路沿いで通せんぼになり、そこで運賃・乗車券回収などを行う。

1番のりばから水俣・川内方面を眺める。1面2線の島式ホーム。
この先で人吉方面のJR線と立体交差し、球磨川を渡って水俣方面を目指す。

1番のりばの隣・0番のりばは切り欠けホームとなっており、当駅発着分の列車はココを使う。
新水俣・熊本方面のJR線へ乗り入れする列車は、1番のりばに入線する。

切り欠けホームとなる0番のりばに設けられた車止め。おれんじ鉄道の起点である。

後藤ひとりさんの話「ココから川内まで、果てしなく遠い転換路線の旅が始まるのか。鹿児島は遠いなぁ」

駅舎と一体化する形で、肥薩おれんじ鉄道会社の本社ビルが立地している。
列車の維持管理・修繕作業などの車両基地は、鹿児島県の出水駅隣に設置。

　新幹線開業前から八代海を軸に交通の要衝として栄え、工業・漁業が発展していた経緯から、周囲は工場だらけになっている。駅の裏側は日本製紙の工場。駅前通りでは鮎焼きを楽しめるとのこと。