やまぐち県道図鑑

作成 2023年10月21日

 おいでませ! 山口県の道路。

山口県道の特徴

県道指定の考え方

 山口県道の指定方法は比較的シンプルで、一般県道は周防大島町を軸に県内を時計回りに指定している

 1975年に道路法改正で一部路線の国道昇格が実現した翌年、一般県道の組み合わせで主要地方道に格上げされたが、この時に当時欠番だった主要道のスロット(51~100の枠内)が使用され、主要道→国道によって空いた番号を別路線に割り当てるなどした結果、法則性がやや乱れて現在に至る。なお、300号系統は基本的に県北部で使用されるが、路線昇格・再編の際に「後発組」として新たに新規路線を追加したため、地域性はやや失われている。

県道標識の設置基準

 余程のことがない限り、基本的には別路線との交差点付近に県道標識が設置されている。但し、さほど重要でないと思われる路線の標識は野放しに近く、可読出来ないモノもチラホラ。

道路管理者

※国土交通省・NEXCO西日本が管理する路線を除く。全て、出先機関の土木建築事務所が担当。

主要地方道達成状況

山口県ならでは

夏みかん色ガードレール


山口県名物の「夏みかんガードレール」

 山口県が管理する道路に備え付けられたガードレールは、基本的に夏みかんカラー(黄色)をしている。これは1963年に山口国体が開催されるにあたり、当時の山口県知事の提案で実現したもの。黄色に染まることで視認性を確保し、衝突事故の削減効果が狙えるという。夏みかんは山口県の特産品である。

通常とは異なる分岐標識


105-A~C、方面・方向及び距離を異様なまでに採用。

 別の国道・主要地方道・一般県道と接続する交差点においては、他県と異なって「105-A・105-B・105C、方面・方向及び距離」を示した標識を積極的に採用している。観光地が含まれる場合もこの手の標識で案内することが多いが、察するに山がちな場所が多い山口県内において、次の目的地までの距離を可視化することで、利用者に実感を持たせる工夫がみられる。なお、国土交通省が管理する路線や自動車専用道路などでは、必ずしもこの手の標識とは限らない。

山口県道ずかん

※距離の測定は、山口県庁本館1階・情報公開センターに保管されている、山口県道路現況表(2021年4月1日現在/山口県土木建築部道路整備課)を元に記載しました。


主要地方道


100号(主に県東部に集中)


200号(主に県央・県西部に集中)


300号(主に県北部に集中+後発組)

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