南薩縦貫道

作成 2018年10月10日

 南薩縦貫道(なんさつ-じゅうかんどう)は、鹿児島市に位置する鹿児島インターから南九州市を経由し、鹿児島県枕崎市に至る地域高規格道路。南九州市(川辺・知覧地区)で自動車専用道路が整備されている他は、現道活用として既存の主要地方道の組み合わせで全線開通している。

スペック情報

※最初・最後に開通した日は、現道活用区間の知覧交差点~塗木交差点を除き、既存の主要地方道を含まない。

南薩縦貫道あれこれ

全線での自専道整備を断念・放棄した路線


南九州知覧ICの近くにある全線開通記念碑・タイムカプセル。本当は全線自専道を整備したかったのでは?

 南薩縦貫道は2017年3月26日に、自動車専用道路区間の金山水車IC~南九州知覧ICの開通をもって「全線開通宣言」が出されている。当初予定されていた全線自動車専用道路による整備から、既に整備段階に移行した一部のみ自専道として運用しつつ、残る殆どが一般道路を改良する形で今に至る。現道活用として整備した一般道路区間では自専道整備を想定した幅員で設計されているため、車道もかなり広ければ路肩・歩行者通路もかなり広い。

 理由としては、これから先も人口減が続く中で、ムリして平成初期の南薩高速道路網を整備したところで、途方も無い時間とそれに見合った効果が発揮できるのか疑問と鹿県が判断したと考えられる。

 ある意味、鹿県らしい潔さを持っていると言えるが、反面、自専道で整備した区間がかなり中途半端な上、川辺ダムIC以北を自専道で新設工事することもなければ、逆に南九知覧IC以南も時速50キロ規制に設定されており、旅行速度重視の手法を採用しない。しかも自専道区間は完成2車線な上、第1種第3級のスペックなので設計速度が80キロかと思いきや、地元住民の安全性に配慮して時速70キロ規制が掛かるため、それだったら自専道も一般道路に降格して貰った方がまだマシにすら感じさせられる。

走行記録

下り行き


その1(鹿児島市~枕崎市方面)

接続する他の道路

高速道路レポート

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