北薩横断道 下り行き(さつま泊野IC~高尾野IC)

訪問 2020年3月17日
作成 2020年3月20日

走行記録

さつま泊野IC~高尾野IC


道中にあるきららIC・中屋敷ICが、全て高尾野IC(出水・阿久根方面)に対するハーフICとなっているため、さつま泊野ICから北薩横断道に入ると、末端の高尾野まで途中退出が全く出来なくなる。


さつま泊野IC
さつま~高尾野・阿久根区間の北薩道がココからスタート。


泊野ICランプ橋 本線までの途中に小規模の河川が掛かっている。


対面通行 300m先


本線合流の直前で左側に空き地が一瞬広がる。将来的には別途、ランプウェイを建設するような設計。
さつま泊野ICより東側(さつま町の中心部)は一般道路に降格する前提で、「何らかの形」で延伸する予定。


ここから対面通行 時速70キロ規制


速度注意(最大傾斜5.0%)・泊野道路1号橋
紫尾峠を経由する旧道と違い、北薩道は谷間を大きな曲線を描きながら進むため、幾分、傾斜は抑えられている。
北薩トンネルまで続く山の谷間を結ぶ橋梁は、「泊野道路○号橋」という名前で統一化。


ゆずり車線 400m先


泊野道路3号橋
大きく右にカーブしながら旧道を跨ぐ。北薩道全体で最も迫力のあるPCラーメン橋。


ゆずり車線
ココから約1kmほど、急傾斜に対するハンデとして「ゆずり車線」が出現。
実質的な追越車線としては、永野ICの前後区間以来である。


難所はラクに通過できるようになったが、現段階では阿久根・出水の市街地まで直通していない。
そのためか、対向車はほぼ皆無に近く、速度低下に悩まされずに余裕で移動できた。


ゆずり車線


ゆずり車線終り


泊野道路8号橋 北薩トンネルの直前までは、切り通し+橋梁が連続。


ただいまの気温13℃(2020年3月18日訪問当時)


泊野道路9号橋
泊野○号橋は北薩トンネル直前まで10つあるため、山登りの「○合目」と似たノリで見てみるのも良いだろう。


きららIC(高尾野・阿久根方面の出入口のみ)
きらら公園に近いインターだが、高尾野方面の出入口に限定されているため、通過するのみ。


北薩道のインターチェンジをよく見てみると、さつま町の中心地を軸に、西側は高尾野・阿久根方面の出入口に限定したハーフICである一方、さつま町中心地より東側は鹿児島空港方面の出入口に限定しているケースが多く見られる。敢えて一方通行型にすることで、旧道に途中退出せずに市街地・空港へ直行出来るよう、最初から計画を練って設計したとも言える。


国道504号標識
空港~さつま区間でも見られた、例の「おにぎり」。北薩トンネルの寸前で出現する。


泊野道路10号橋
さつま泊野ICから続いてきた連続橋梁もココでFINISH。


北薩トンネル(長さ:4,850メートル) 北薩道最長トンネル
難所・紫尾山と堀切峠の真下をトンネルで結んでおり、距離は何と約4.9km
鹿県の道路用トンネルに限らず、九州全体でも最も長い超横綱級


約4.9kmという大台ギリギリの北薩トンネルを延々と進む。
時速70キロでの走行を想定しているためか、距離の割に反対側へは割とあっさり着いたように感じた。


折り返し地点で下り坂。この付近で隣の出水市の領地に入る。


鹿児島県出水市(いずみ-し)
CSはないが、トンネルを出て反対側は出水市の領地。ツルの飛来地として知られる。


北薩トンネルを抜けたら、麓へ向けて下り坂が連続する。
橋梁が古臭いが、コレは平成中期から段階的に整備されたため。


写真の橋梁で国道504号旧道と立体交差。
峠を越す旧道は、道幅が狭くてクランクが連続する、典型的な酷道。


中屋敷IC近くまで来たところで、九州新幹線・鹿児島ルートの橋梁・トンネルが見えてくる。
ココまでが2018年までに段階的に開通した区間。


中屋敷出口に差し掛かった所で、九州新幹線・さくらN700A系と偶然にも遭遇。ラッキー☆


中屋敷IC(高尾野・阿久根方面の出入口のみ)
北薩道は九州新幹線の高架下を潜るように作られている。
中屋敷IC自体は、新幹線建設の時に出来たのだろうか?


中屋敷ICから隣の高尾野ICまでは、2003年に開通した区間。
北薩トンネルの建設で手間取った先ほどと違い、ずっと前から先行開通していた。


この道路の最高速度は時速70キロです
一応、北薩道は高速道路っぽい設計をしているため、ワザとこうした標識を設置。
開通当時は中途半端に自専道が開通していたことから、一般道と間違える客が出たのだろう。


国道504号標識
高尾野ダムを経由する旧道ではなく、北薩道の方が国道指定。
よって、国道504号を「完全走破」する場合、必ず自専道の方を通らないといけない。


高尾野トンネル(長さ:2,605メートル)
北薩道では2番目に長い大関級。近くにある高尾野ダムを避けている。


大関級と説明した通りに、高尾野トンネルも2.6kmと結構長い。
北薩トンネルにばかり気を取られているが、コレもコレで相当な距離である。


対向車を全く見かけない。「隣の自治体に気軽に行けるようになった」だけで、短・長距離移動への理解は、まだまだか。


鳥越橋の直前に空き地が見えるが、将来は一応、4車線に拡幅する計画になっている。難しいでしょうな……


高尾野IC 500m


高尾野ICの直前で大掛かりな切り通しになる。インターチェンジを正式に造り直す計画なのだろう。
将来的には南九道・阿久根北ICの近くまで延伸するが、自専道ではなく一般道路で作る方針。


自専道区間における最後の国道標識。


高尾野IC(速度落せ・終点)
アクセス道路に接続するため、ココで急激な直角カーブ。この前後区間は時速30キロ指定。


高尾野IC(旧道交差点) 300m
カルバートボックスを経て、急なカーブを何度か潜る。


高尾野IC 北薩横断道・終点(仮)
旧道と接続して北薩道の自専道区間は終わり。
2020年現在における北薩道の西端部であり、ココから出水・阿久根市街は約15分程度の距離。

高尾野IC

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