E3九州道 インターチェンジめぐり(熊本県)

作成 2020年1月12日
更新 2022年3月31日

インターチェンジ一覧

[12] 南関IC


E3九州道 南関IC

 熊本県に入って最初のインターチェンジ。福岡県境に接しており、大牟田市・荒尾市・長州港(島原半島)への最寄りインターにもなっている。

[13] 菊水IC


E3九州道 菊水IC

 和水町にあるインターチェンジ。山鹿市・玉名市それぞれの市街地を通る国道とほぼ均等の場所に立地しており、福岡方面からの場合であればココを使うが便利(鹿児島・熊本方面からの場合は、玉名はココ、山鹿は一つ手前の植木で)。インターチェンジがかなり狭い。

[14] 植木IC


E3九州道 植木IC

 熊本市北区の旧・植木町に設置されたインターチェンジ。E3九州道の初開通区間(1971年・植木~熊本)の北端部に位置する。このインターを境に町の雰囲気が大きく変わり、インターより北側の国道3号は丘陵地・田園地帯となる一方、インターより南側の3号線は熊本都市圏であるが故に、熊本市中心部へ向けて強烈な渋滞が日常茶飯事のように起きている。

[14-1] 北熊本スマートIC


E3九州道 北熊本スマートIC

 熊本市北区に設置されているスマートインター。北熊本SAと隣接しているが、下りは本線からSAへ向かうランプウェイの道中(上りはその逆)にあるため、本線直結型として運用。上下線で出入口が異なる。

[15] 熊本IC


E3九州道 熊本IC

 熊本市東区に設置されたインターチェンジ。E3九州道の初開通区間(1971年・植木~熊本)の南端部に位置する。熊本市中心部や阿蘇方面に最も近いインターだが、接続する国道57号が猛烈に渋滞するため、場所によっては隣の益城インターからアクセスする方が利便性が良い。

 熊本地震が発生した時、当時のコンクリート製の天井が崩落して問題視されたことから、仮復旧時はコンクリ屋根を一時的に外して雨ざらしに晒されていた。ココでの教訓を活かして、他の場所でも簡易式の屋根に交換するように見直し。

[15-1] 益城熊本空港IC


E3九州道 益城熊本空港IC

 1999年に新設されたインターチェンジ。名称にもある通り、接続する主要道を東に少し進んだ所に熊本空港がある。また、主要道を西に進むと熊本県庁のそばに出ることから、熊本発着の高速バスは、このインターを経由して桜町熊本バスターミナルへ向かう。

[16] 御船IC


E3九州道 御船IC

 御船町に設置されているインターチェンジ。前後でスマートインターや高速道路が接続される前までは、ココが山都・高千穂方面の最寄りインターだった。熊本市南区に近いため、接続する国道445号周辺を軸に大型ショッピングモールやロードサイド店舗が展開されている。天草方面の案内もあるが、地元民じゃないとよく分からない狭路を通る必要があり、一般的には2つ先の松橋インターからが便利。

[16-1] 城南スマートIC


E3九州道 城南スマートIC(鹿児島方面)

 熊本市南区(旧・城南町)に設置された、ETC専用のインターチェンジ。E3九州道において、本線直結型のスマートインターは、宮田・宇城氷川の事例に次いで3番目。城南BSを覆い囲む形で建設されており、近くには遺跡となる塚原公園(古墳)がある。

[17] 松橋IC


E3九州道 松橋IC

 熊本県宇城市の旧・松橋町に設置されたインターチェンジ。国道218号と接続しており、E77九州中央道が繋がる以前は、北に位置する御船インターも含め、山都町矢部地区・高千穂への最寄りインターとしての側面が強かった。天草方面へはココから利用するのが一般的。

[17-1] 宇城氷川スマートIC


E3九州道 宇城氷川スマートIC

 宇城氷川という名称だが、スマートインターが立地しているのは氷川町(旧・竜北町)の領地。接続するアクセス道路を使うと、数分で国道3号に到達できるため、隣接する宇城市松橋地区の南側(小川地区)へのアクセスにも便利。道の駅竜北もココから数分の範囲内なので、国道沿いにあるガソリンスタンドを含めればETC2.0限定の途中退出サービス指定インターに昇格する可能性もある。

 元からあった小川バスストップを廃止し、改築した上でスマートインター内部に「氷川高塚バスストップ」が設けられたものの、利用客が皆無という理由から路線バスが停車しなくなった(NEXCO西日本の管理用施設に降格)。

[18] 八代IC


E3九州道 八代IC

 1987年のE4東北道・首都高S1川口線全線開通で、当時の青森インターから、首都高・E1東名・E1名神・E2A中国道・北九州道路・北九州直方道路経由で、熊本県八代市の八代インターまで一筆書きで通行が出来るようになった当時の南端インター。「完全走破!日本縦断2002km高速道路の旅」では、この地が当時の終点とされた(当時の通行料は、普通車で35,200円)

 ココから南のE3九州道は、険しき九州山地を23連続トンネル+αで超えないといけない最大の難所。門外漢な肥後・加久藤トンネル(6.3km)もあり、まさに初見殺しの超鬼門である(鹿児島へは直前の八代JCTでE3A南九州道経由で回避できるが、宮崎方面の場合はどうしようもない)。危険物積載車両は5km以上のトンネルを通行できない規制が入るため、南九州道経由に迂回するか、ココで退場して国道3号などで乗り切る必要がある。

[19] 人吉IC


E3九州道 人吉IC

 人吉市と球磨郡山江村に跨がるインターチェンジ。1989年の八代~人吉開通で誕生した。インターチェンジで繋がる一般道路(人吉市街)での渋滞を回避するため、鹿児島・宮崎方面へ向かう客相手に、人吉南仮出入口まで向かうサービス道路が同時期に開通し、1995年の人吉~えびの全線開通で仮出入口は廃止された。現在でも、本線上のやや南寄りの場所に本線料金所へ通じる階段が残されており、当時の面影を偲ばせる。

[19-1] 人吉球磨スマートIC


E3九州道 人吉球磨スマートIC

 2019年8月に完成したスマートインターで、前述の旧・人吉南仮出入口付近に追加されたもの。仮出入口は一旦は廃止されたが、その後で球磨郡一帯の自治体から、当時の仮出入口付近を活用してインターチェンジを追加して欲しいという要望が出たことから実現。実に約24年ぶりの復活となり、当時と異なって鹿児島・宮崎方面へのアクセスも可能になっている。人吉球磨スマートインターの増設により、2020年現在では熊本県区間の九州道では最南端の高速インターとなった

 ETC2.0ユーザーの場合は、ココから2kmほど東に進んだ場所にある「道の駅人吉」へ向かうための猶予が設けられている。

(番外編) 九州豪雨に伴う臨時インター

 2020年7月九州豪雨で被災した人吉球磨地域において、並行する国道219号が全面通行止めとなって生活道路の確保が不能な状況になったことから、SA・PAなどに設置されている緊急開口部を活用して生活支援を行った「臨時インター」。利用には、八代市民(旧・坂本町)の住人であることを示す住民票類を準備した上で、八代IC内の料金所事務室で書類の提出・利用許可書の発行が必要になる。

坂本PA臨時IC


E3九州道 坂本PA臨時IC

対象:八代インター→坂本PA出口のみ

鮎帰臨時IC


E3九州道 鮎帰臨時IC

対象:鮎帰入口→人吉インター、人吉インター→鮎帰出口

山江SA臨時IC


E3山江SA臨時IC

 許可された緊急・災害派遣車両のみ、出入りが許可されたもので、住民が通行許可書を所持していても流入・退出は出来なかった。

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