E3九州道 インターチェンジめぐり(福岡県・佐賀県)

作成 2020年1月12日
更新 2022年3月31日

インターチェンジ一覧

[1] 門司IC


E2A関門道・E3九州道・北九州高速4号線 門司IC

 E3九州道の起点であり、同時に本州方面から続くE2A関門道(E2A中国道接続)の終点でもある。元々は、門司インターで接続する国道3号北九州道路(現在の北九州高速4号線)と直付けになっており、北九州道路⇔E2A関門道が一体となって本州と九州を連絡していた。開業日はE2A関門道の全線開通と、その先で繋がるE2A中国道・小月インターまでの区間の開通日と同じ。

[1-1] 新門司IC


E3九州道 新門司IC

 新門司港そばに設けられた増設インターであり、大分・福岡方面の出入口に絞られたハーフインターとなっている。瀬戸内海経由の旅客フェリーや新門司港周辺のターミナルに近いため、周辺は物流拠点が数多く点在。接続する主要道を山を経て反対側に出ると、公団からの払い下げ路線である北九州高速4号・大里出入口と繋がっている。

[2] 小倉東IC


E3九州道 小倉東IC

 1984年にE3九州道の先端となる門司インターから小倉東インターが開通した時の、当時の末端部だったインターチェンジ。住宅街やニュータウンが比較的多い小倉南インター(高津尾・徳力地区など)と異なり、こちらは周防灘沿いに面して商業施設や工場が多い長野・朽網地区最寄りのインターとなっている。E10東九州道が開通するまでは、ココが行橋・大分方面の最寄りインターだった。

 北九州高速1号線と繋がっているが、門司・八幡と異なり、一旦、NEXCO線の通行料を精算した上で専用通路に入り込み、その後にある長野料金所でお支払いというステップを踏むため、直接連絡の形態にはなっていない。

[3] 小倉南IC


E3九州道 小倉南IC

 小倉南区の高津尾地区に設置されているインターチェンジ。小倉東インターが長野地区・朽網地区といった、国道10号バイパス沿いを中心とする小倉の郊外といった印象があるのに対し、小倉南インターは平尾台などの呼野地区寄りにある。筑豊地区の中心都市の一つである田川市に近く、いわゆるJR日田彦山線沿いの地域も、ここからが便利。

[4] 八幡IC


E3九州道・北九州高速4号線 八幡IC

 八幡西区にあるE3九州道のインターチェンジ。北九州市の八幡西・八幡東のほか、直方市や遠賀郡の一部などへ向かう場合に便利。

 E3九州道の門司インターから八幡インターが一本化される前は、ココで接続する北九州直方道路・北九州道路(現在の北九州高速4号線)経由で迂回していた。そのため、都市高速とNEXCO線の乗り継ぎは、黒崎・紫川方面はランプウェイをそのまま通過して馬場山本線料金所で支払いし、逆に都市高速から九州道へ乗り継ぐ場合は、八幡インターで通行手続きを行う。

[4-1] 鞍手IC


E3九州道 鞍手IC

 2011年に開業した増設インターで、珍しくスマートインターではない通常型。当初は2010年に開業予定だったが、福岡県側のインターチェンジ周辺道路の整備が間に合わなかったため、1年先送りされた。所在地は鞍手町にあるが、隣の直方市とも近接しており、直方市中心部へはココから向かうと早い。

 下り方向は鞍手PAと隣接しているが、PAとインターの相互利用は一切出来ない。出口標識にもその旨の案内が掲載されている。

[4-2] 宮田スマートIC


E3九州道 宮田スマートIC

 近くにトヨタ自動車九州やトヨタ関連の部品工場があり、そこで製造された車両や部品を効率よく輸送するため、北九州・山口方向に限定する形で追加されたスマートインター。E3九州道としては、本線直結型では初の事例。

[5] 若宮IC


E3九州道 若宮IC

 福岡県宮若市に設置されているインターチェンジで、宮若市発足前の旧・若宮町にある。宮田スマートインター発足前は旧・宮田町の最寄りにもなっていたことから、標識では「若宮 宮田」と描かれていたが、宮若市発足後は「若宮 宮若」に変更された。回文かよ。

[6] 古賀IC


E3九州道 古賀IC

 福岡県古賀市に設置されているインターチェンジ。一般道からの出入口が2箇所存在し、国道3号とその裏道に相当する主要道・筑紫野古賀線と接続(主要道⇔国道3号の相互利用は不可)。古賀市・福津市・糟屋郡北部のほか、宗像市方面にも最適。

[7] 福岡IC


E3九州道・福岡高速4号粕屋線 福岡IC

 九州の首都の名が刻まれた「福岡」インターだが、実際にはその南側にある太宰府インターが圧倒的多数の利用客を誇るため、ココは単に北九州方面⇔都市高速乗り換え・飯塚・流通団地へ向かう客層が中心。とはいえ、福岡都市圏⇔北九州都市圏の連絡には欠かせない場所であるため、レーン数も合計15以上と侮れない。

 ちなみに福岡インターと言っておきながら、その周辺は粕屋町で覆われており、インター名とは裏腹にいっちょん「福岡」って感じがせんばい

[7-1] 須恵スマートIC


E3九州道 須恵スマートIC(北九州・山口方面)

 公団民営化から約1年後の2006年に、当時の国土交通省の方針で社会実験が進められていたスマートインターを、正式な形で運用したもの。元々が狭いPAに無理やりスマートインターを取り付けているため、通信に失敗してバーが開かない時は深刻な事態に。

 ちなみに、実験当初は上り方向の出口通路にのみ設置されており、当時の名残と思わせる道路がかすかに残る。フルインター化した後は福岡空港の最寄りインターとしても使われている。

[8] 太宰府IC


E3九州道 太宰府IC

 大半が太宰府市内にあり、国道3号やE3九州道本線の先っぽの部分のみ、隣の大野城市が跨がる。福岡空港・博多・天神方面へダイレクトに直結する福岡高速速2号太宰府線と接続しており、1日あたりの利用台数が7万台を突破する、九州一のインターチェンジとなっている。事実上、太宰府インターが福岡の玄関口として機能しているため、北にある福岡インターが逆にショボく見える。

 西日本高速道路九州支社管内の道路管制を行うオフィスが料金所の南側に立地しており、九州の高速道路における「心臓部」としての役割もある。

[8-1] 筑紫野IC


E3九州道 筑紫野IC

 福岡県筑紫野市に設置されているインターチェンジ。1998年に増設されたもので、福岡都市圏の一角を担う筑紫野市をはじめ、隣接する太宰府市西部からのアクセスにも利便性がよい。鳥栖筑紫野道路と間接的に繋がっているため、E3九州道のバックアップ路線として、鳥筑道経由で佐賀県基山町・鳥栖市方面の迂回利用にも最適である。

[10] 久留米IC


E3九州道 久留米IC

 久留米市の東合川地区に設置されているインターチェンジ。並行する九州新幹線・鹿児島本線のJR久留米駅、及び西鉄久留米駅が西寄りの場所にあるのに対し、高速道路は東寄りの耳納連山の麓にある。交通の利便性がとても高く、インターチェンジ内に高速バスの停留場が設けられ、周辺にはゆめタウン久留米を初めとしたロードサイド店舗が数多く点在。西鉄久留米周辺の商店街から客を奪った。

[10-1] 広川IC


E3九州道 広川IC

 1998年3月に増設されたインターチェンジ。久留米市と八女市の中間点に位置する広川SAを内包する形で運用されている。旧・久留米市中心部の上津地区や、久留米市三潴地区・城島地区へは、ココから向かう方が早い。周辺は広川工業団地が広がる。

 広川SAからETC優先道に退出できるのは上り方向のみで、下り方向は一度SAに入ると広川インターで退出できなくなる。最寄りは約5kmほど離れた八女インター。

[11] 八女IC


E3九州道 八女IC

 名前こそ八女インターだが、入口付近の道路は隣接する福岡県筑後市、料金所とバス停・高速本線とランプウェイの部分は福岡県八女市の領地。ココにある八女BSは、博多・福岡天神と熊本・南九州方面の高速バスにおいて、大抵の特急便が停車することから、並行するJR在来線・特急廃止の代替として幅広く使われている。

[11-1] みやま柳川IC


E3九州道 みやま柳川IC

 みやま市の旧・瀬高町にあるインターチェンジ。仮称は「瀬高」だったが、接続する県道・国道443号バイパスを経由すると柳川市中心部へ最短でアクセス出来ることなどを勘案し、「みやま柳川」という名称が名付けられた。

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