E3九州道 インターチェンジめぐり(宮崎県・鹿児島県)

作成 2020年1月12日
更新 2022年3月31日

インターチェンジ一覧

[20] えびのIC


E3九州道 えびのIC

 宮崎県区間のE3九州道では唯一のインターチェンジ。1976年の開通当初はE10宮崎道・高原インターまでしか到達できず、上空地図などで確認しても、えびのJCTの北で不自然にプッツンと途切れていた。そのため、開通当初はE3九州道ではなくE10宮崎道のインターチェンジとして扱われており、現在でも入口標識にE10宮崎道へ向える案内が残されている。加久藤トンネルの前後区間が完成するまでは、人吉仮出入口とえびのインターを国道221号(人吉・えびのループ)で連絡するのが一般的だった。

 高速バス停がE10宮崎道同様に設置されており、並行するJR吉都線が都市間輸送の役目を果たしていないため、ダイヤはかなり充実している。ETC2.0ユーザーの場合は、すぐ隣にある「道の駅えびの」へ向かうための猶予が設けられている。

[22] 栗野IC


E3九州道 栗野IC

 鹿県区間のE3九州道では最北に位置し、湧水町となる前の旧・栗野町に設けられている。高速道路と地上部との高低差があることに加え、料金所と一般道の連絡にJR肥薩線を跨ぐため、高架構造で整備。

[23] 横川IC


E3九州道 横川IC

 鹿児島県霧島市のうち、合併前の旧・横川町に設置されたインターチェンジ。補助標識にもある通り、E3九州道から霧島温泉郷へ向える最短インターとなっている。さつま町宮之城地区へは、横川インター近くにある主要道・牧園薩摩線経由が便利。

[24] 溝辺鹿児島空港IC


E3九州道 溝辺鹿児島空港IC

 霧島市のうち、旧・溝辺町に設けられたインターチェンジ。名称の通りに鹿児島空港と隣接しており、元々は鹿児島市中心部にあった狭隘な旧空港を移転する際、市内と空港とのアクセスを強化する目的からココに誘致を計画した経緯がある。

 北薩道の起点(但し、空港入口までは国道504号現道活用)であるほか、霧島市国分地区の中心地最寄りにも指定されている。交通の要衝である割に、周辺は茶畑だらけ。

[25] 加治木IC


E3九州道・E78東九道(隼人道路) 加治木IC

 姶良市加治木町に設置されたインターチェンジ。西日本高速道路九州支社・鹿児島高速道路事務所併設。

 元々は独立したE3九州道のインターだったが、E78東九道の国分延伸に伴い、近所にある隼人道路との直通化を実現した結果、実質的にE78東九道のインター(加治木JCTに内包される形)となって現在に至る(所属路線は現在でもE3九州道のまま)。加治木バイパスと直通しているため、建前としてはE78東九道・隼人東インターから国道10号バイパスが連続している。北九州JCTから続いてきたE78東九道の終点になっているが、実際にはココから鹿児島インターまでE3九州道と重複しているため、法律上は単なる通過点に過ぎない。

[25-1] 桜島スマートIC


E3九州道 桜島スマートIC
(鹿児島市街・指宿・枕崎・薩摩川内方面の出入口)

 姶良市の旧・姶良町にある桜島SAに直付けされたスマートインター。旧・姶良町の中心部にあたる西餠田・東餠田地区へのアクセスを改善するため、姶良市の自腹で増設されたもの。用地取得に手間取ったため、2019年に開業した当初は出入口の方向が限定されていた。

[28] 鹿児島北IC


E3九州道 鹿児島北IC(指宿・枕崎・薩摩川内方面の出入口)

 開通の経緯から、鹿児島北インターの熊本・宮崎方面には料金所が設置されておらず、後付けで鹿児島インター・指宿スカイラインへ延伸した南側には、鹿児島インターまでの1区間分の料金を徴収する、擬似的な均一料金所が設けられている。

[29] 鹿児島IC


E3九州道・E3A南九道・指宿スカイライン(南薩道)・東西道 鹿児島IC

 E3九州道の終点であると同時に、E3A南九道・指宿スカイライン・東西道路と接続している。周辺が住宅街と丘陵地で覆われており、土地収用にムリが生じたことから、三階建ての構造にした上で分岐路の一部を平面交差で対処するという、九州版の「美女木ジャンクション」そのものである。

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