E78東九州道
下り行き(清武JCT~串間方面)

訪問 2023年6月7日
更新 2023年6月22日

走行記録

清武JCT~清武南IC


拝啓、E78東九州道
。清武JCTから東九州道のナンバリングが「78」に変わりますね。


清武南料金所 500m 速度落せ


[30-1]清武南本線料金所

清武南インター以南は無料区間となるため、本線料金所を通じてNEXCO線の通行料を支払う。


[30-1]清武南IC 有料区間(NEXCO西日本)ここまで
本線料金所の先で、NEXCO西日本による有料区間が再度終了。
宮崎市清武地区・田野地区はコチラへ。

[30-1] 清武南IC・本線料金所

清武南IC~日南北郷IC


長らく清武南インターで寸断されていたが、2023年3月にようやく日南北郷インターまで延伸。


丸目トンネル(長さ:1,117メートル)
ここから先は鰐塚山地をひたすらブチ抜く山岳地帯へ。
日南北郷インターまではトンネル・高架構造が続く。


トンネル出口まで緩やかな左カーブが続く。
新直轄区間の境目にあたる物件だったため、このトンネルのみNEXCO西日本が設計に関与している。


トンネルを抜けるとスグに高架橋。この繰り返しで日南北郷インターへ向かう。


芳ノ元トンネル(長さ:1,880メートル)  この先トンネル連続


鰐塚山地の地盤があまりに弱いため、芳ノ元トンネルは何度も地滑りして工事が延期しまくっている(清武南~日南北郷の開通が出遅れた最大の張本人)。穴掘りしてる最中に地盤が崩れ、貫通したと思ったら山の斜面が崩落、ことあるごとに地下水が漏れ出して中断を繰り返すなど、E78(E10)東九州道の中でズバ抜けて工事に手間取っている。


地滑り対策などを入念に行った上で貫通しているものの、それでも不安がよぎる。


九平トンネル(長さ:410メートル)


赤木橋
PCラーメン橋における地上との高低差が並大抵のモノではなく、天空を走っている気分を味わえる。
2023年に訪問した際は、 工事に伴う森林の伐採が行われていた。


鏡洲橋・鏡洲川橋


車間距離確認区間(設計速度100キロ)
地盤がモロいため、 法面の安定性を高めるグラウンドアンカー打ち込みを見受ける。


日南北郷IC 11km 日南東郷IC 19km 串間 53km

下段部は串間市役所までの距離を表示。


車間距離確認区間(設計速度100キロ)


日南北郷インターまでは上り方向を活用して対面通行を実施しており、別枠で所々に空き地が確保されている。
(そらか)でも、ホントに4車線化となれば、例の地滑りトンネルとまた格闘しなければならんよね?


椿山トンネル(長さ:1,098メートル) この先トンネル3つ連続


トンネル出口まで一直線。実は清武南インターから、ずっと緩めの上り坂が続いている。


山仮屋トンネル(長さ:441メートル)


山仮屋トンネルの出口付近で、峠の頂上に達する(その先にある猪八重TNではない)。


猪八重トンネル(いのはえ・長さ:4,858メートル)
E78(E10)東九州道最長トンネル

日南市内で完結する、単独5kmギリギリの長距離トンネル。
大分県にあった臼津トンネル(約3.0km)を大幅に突破し、記録を更新した。


猪八重TNに入ると、出口まで緩めの下り坂に入る。
手前の山仮屋TNとは近接してるため、実質的に5kmを超す。


臼津トンネル以来のスラッとした一直線道路で、それはそれで美しく見える。


折り返し地点を過ぎたあたりで右カーブ。


あまりに距離が長いため、トンネルの天井には緊急時に発動する放水ポンプがぶら下がっている。
距離抑制を理由に速度低下が起こりやすく、意外と反対側に出るのに時間が掛かる。


トンネルを出ると、鰐塚山地の南麓に出る。


猪八重2号橋
先の連続トンネルまでは、下り坂+左カーブで構成。


二之河内トンネル(長さ:192メートル)


二ノ河内橋


この先トンネル4つ連続 停止危険


寺山第1トンネル(長さ:135メートル)
トンネル連続1つ目 危険いねむり注意!!

(そらか) ……まあ、てげてげ運転はいかんですね。


距離の短いトンネルが日南北郷インターそばまで連続している。
高架+下り坂+トンネルの繰り返しであるため、距離感を失う恐れがある。


寺山第2トンネル(長さ:157メートル)  トンネル連続あと3つ


寺山2号橋


寺山第3トンネル(長さ:135メートル)  トンネル連続あと2つ


年見第1トンネル(長さ:140メートル)  トンネル連続あと1つ


トンネル連続おわり
標識ではそう書いてあるが、実際にはその奥に年見第2TNが至近距離で設置。


日南北郷IC 1.6km  追越車線 1.4km先


年見第2トンネル(長さ:207メートル)
抗門が汚れているが、これは先に日南市側の短いトンネルが貫通したため。
年見第2TNを以て、一連の連続+長距離トンネルは終了。


日南北郷IC 1km
道の駅きたごう 出口より1km


日南北郷IC 500m
一転して、合併前の旧・北郷町における田園地帯が視界に入る。


[31]日南北郷(にちなん-きたごう)IC
道の駅きたごう 出口より1km


[31]日南北郷(にちなん-きたごう)IC
日南市北郷地区・道の駅きたごう・猪八重渓谷はコチラへ。

[31] 日南北郷IC

日南北郷IC~日南東郷IC


日南北郷インターの前後は、貴重な片側2車線区間。
2023年現在、宮崎県側では最後の追越区間となる。


車線減少 走行注意
追越車線の距離は1km程度。あっという間に消えてしまうため、誰も使いたがらない。
(そらか)そういえば、インターすぎた先にある高速道路ナンバリングどんぐり標識は……?


広瀬川2号橋

過去に何度かヒビ割れや地盤沈下が起きて再設計が生じた「曰く付き」。


そこそこ大きめの山があっても、清武南から日南北郷に見られたトンネル形式では運用せず、アップダウンで対処。


日南東郷IC 4km 串間 38km
油津インターの延伸工事が進められており、いずれこの2段標識も更新されるだろう。


平地区間は盛土で対処している。穴掘りや高架区間が少ないため、2018年の先行開通に繋がった。


再び切り通し区間へ。 右手にE78東九州道と並行する、主要道・日南田野線が見える。


日南東郷IC 2km


高台を過ぎると、日南市中心街の様子が見えてくる。


車間距離確認区間(設計速度100キロ)


日南東郷IC 1km


日南東郷IC 500m


[32]日南東郷IC


2023年現在では、そのまま一般県道・日南市道へダイレクトに繋がる。
左手には油津・串間方面の本線延伸工事が進められていた。


[32]日南東郷インター交差点
2023年現在、北九州JCTから続いてきた本線は、一旦ココで途切れる。
日南市街・飫肥城・串間方面は右折、油津港・鵜戸神宮は左折しよう。

[32] 日南東郷IC

串間・志布志方面の概要


串間・志布志方面は、国道220号のバイパス扱いで整備。

 E78東九州道で最後まで残された日南~志布志に関しては、2016年に新規事業が採択された。このうち、日南東郷インターから油津インターまでと、鹿児島県側にある夏井インターから志布志インターまでは、いずれも国道220号のバイパス名義(本来のE78東九州道において、両端のインターチェンジに対するアクセスランプ扱い)で整備される方針となり、残る区間も2019年に油津インターから南郷インター、奈留インターから夏井インターが新規事業採択されている。

 人口密度が極端に少ない大隅地方を通るため、全体を通じて完成2車線にまでスペックダウンすることを条件に整備される。日南・串間市街や周辺の海岸沿いは、大地震発生時に津波の被害に遭いやすく、悪天候の状況下ではアクセスが困難という問題を孕んでいることから、E78東九州道の整備が求められてきた。

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