E74浜田道 寒曳山PA 下り行き

上り行き(広島・E2A中国道方面)

訪問 2021年3月14日
作成 2021年3月18日


E74浜田道 寒曳山PA 下り行き

 寒曳山(かんびきやま)PA下りは、広島県山県郡北広島町大朝に設置されている、E74浜田道のパーキングエリア。同路線最初の休憩施設である。付近に、パーキングエリアの名称にもなった寒曳山がある。

パーキングエリアの情報

基本データ(自動販売機のみの営業です)

自動販売機のみの営業です

非常電話

方向指示標識


他の中国支社管内同様、「本線 THRU TRAFFIC」と案内。

施設見学


入口通路沿いから駐車場を一望する。元々、購買施設が存在したためか、PAの割には意外と広い。
この先の猪子山TNを含めた豪雪地に対処するため、チェーンベースとしての活用も見込まれる。


以前は購買施設があったためか、出口通路沿いに二輪車P・身障者Pが設けられている。


開業当時から存在するトイレ。一応の小細工はしているが、便器の数は最小限に留めている。


トイレの隣にある不自然な空き地が、かつての購買施設。
売店が廃止された後も、しばらくは自販機類を置くなどして建物を残していた。


現在は自動販売機が4基ほど設置されるに留まる。
いずれは購買施設があった場所に、現代式トイレを整備する形で新旧トレードを行うのかもしれない。


石見地方へ抜けるE74浜田道は、沿線で無形文化財の神楽が多く残されている。


謎の木製ロッジ。E74浜田道・E9山陰道の観光情報があるらしいが、施錠されていた。
ロッジに、旧・JHのマスコット「ハイウェイナウくん」がいる(そこはウェイウェイ君でしょうよ)。


木製ロッジの隣にある屋根付き木製テーブル席を活用して、喫煙スペースを確保。


島根県の観光案内板。E74浜田道は石見地方最寄りの路線であり、県庁がある出雲地方とは距離がある。
浜田JCT・インターで接続するE9山陰道も、出雲地方へ向けて延伸し続けてはいるが、一本化は程遠い。


開通記念碑がある場所は高台になっており、そこから見える反対側の山が、PA名の由来になった「寒曳山」とされる。

開通記念碑


木製ロッジの裏手に見えるのが、高速道路開通記念碑。パッと見、古墳かと勘違い。


日本の高速道路が、1991年のE74浜田道全通で合計5,000kmを突破したために作られたと記載。


「5」という石碑に、「0」を球で表現した石碑を3つ置くことで「5,000km」と強調。

 E74浜田道の全通で5,000kmを突破したことから、当時の日本道路公団によって建てられた開通記念碑。この頃になると、縦貫道は一部を除いてある程度完成し、一方では縦貫道よりも横断道の整備に重点を置く必要性が高まってきたことから、1966年の国幹法策定時に追加された複数の横断道・補充予定路線の建設が盛んになってくる。平成後期はE1A新東名・E1A新名神などといった、複線化・迂回路の強化や、笹子トンネル事故に見られる老朽化対策への配慮など、闇雲に道路整備を行う方向から、道路の有効活用を模索する方向へと転換している。

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