ホーム>道路>立ち寄りSAPA>E2A中国道>江の川PA下り

E2A中国道　江の川PA　下り行き

訪問　2020年7月19日
作成　2020年7月23日

E2A中国道　江の川PA　下り行き

　江の川(ごうのかわ)PA下りは、広島県三次市粟屋町に設置されている、E2A中国道のパーキングエリア。上下線で休憩施設の位置が異なっており、下り行きはPAの名称とは裏腹に、江の川の支流沿いに設けられている。

パーキングエリアの情報

基本データ

臨時売店へ「格上げ」された施設

　開通当初から、江の川PAはトイレのみ設置されていた。2013年にE54松江道が三次東JCT・インターで繋がると、それまで三次インターから国道54号経由で松江・出雲方面へ向かっていた高速バスや山陰地方の利用客が、江の川PAで休憩する状況になり、パーキングエリアでの混雑が目立つようになった。

　そこで、バリアフリーに対応したトイレの改装工事（特に女性用トイレの拡充化）に加え、三次市にある道の駅を運営する会社に委託した上で、臨時売店を設置。その結果、5年経過後も十分にペイ出来ると判断し、契約満了と同時にNEXCO直営店舗に鞍替えした。

直営に切り替わっても、「あくまでも広島都市圏のユーザーが山陰へ行き来する時間帯に考慮」というスキームに基づいて営業しているため、「下りは夕方・上りは朝～昼」という変則的な構成になっている（それ以外の時間帯は従来通り、自販機オンリー）。

　江の川PA自体はバス停が設置されていないものの、広島⇔山陰方面を行き来する高速バスは、ココで約10分程度休憩する。広島⇔松江を結ぶ「グランドアロー号」、広島⇔出雲を結ぶ「みこと号」、広島⇔（E54松江道・E9山陰道経由）⇔米子を結ぶ「メリーバード号」がココを使う。

施設見学

駐車場。手前にあった帝釈峡・本村の時と同様、若干ながら面積が広い。
この辺一帯が豪雪地帯というのに配慮し、チェーンベースとしての利用も想定してるものと見られる。

トイレが高台に設置されていることから、トイレのある身障者Pは専用通路を設けている。

トイレ。外観は1979年の開通当時からのモノを流用しているが、内部は大幅にリニューアル。

自販機と臨時売店。山陰→広島都市圏へ向かうUターン客の時間帯に合わせて、売店が稼働する。

公園になっている場所に喫煙スペース・三次市観光案内パネルがある。

今こそ、七塚原SAのサービスと入れ替えを！　※意見は多様。

　E54松江道と繋がる三次東JCT・インターの手前に七塚原SAがあるが、ココのサービス内容を江の川PAに移設・交換するべきだ。

三次東JCT・インターで接続するE54松江道・E54尾道道にはガソリンスタンドがなく、ガス欠の危機に陥りやすい。
広島県内のE2A中国道で最も利用者が多いのは、（E2山陽道方面）⇔三次東JCT・インターの区間であり、それ以外の場所は地元客が不定期に利用する傾向にある。実際、（E2山陽道方面）⇔三次東JCT・インターの1日あたりの利用台数は2万台に差し掛かっているモノの、その他は0.5万台以下と需要は小さい。
上述のような問題点があるにも関わらず、採算性が微妙な七塚原SAに給油所・情報発信の要素を設けた所で、利用者にしたら不便なだけ。
そのため、七塚原SAの要素である「ガソリンスタンド・EVスタンド・購買施設・食堂（可能ならば情報案内所も）」を江の川PAに移動する代わりに、七塚原SAは原則、トイレ・自販機のみの営業に変更し、サービス内容をトレードして欲しい。