E34長崎道あれこれ

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法律上の「上り・下り」

 法令に基づくE34長崎道は、起点が長崎インター・終点が鳥栖JCTとなっている。これは、国土開発幹線自動車道建設法及び、高速自動車国道の路線を指定する政令で定められた九州横断自動車道・長崎大分線の起点・終点が元になっている。実際の案内では、鳥栖JCTから長崎方面へ向かう道筋が「下り」となっている。

「E34長崎道」言う割には、長崎県内にサービスエリアが無い。

 長崎県内にはパーキングエリアはあっても、サービスエリアは無い。これも先ほどの法律上の絡みで、長崎インターを起点と考えた場合、E34長崎道にある2つのサービスエリアは、ほぼ50km間隔で建設されていることから、必然的に佐賀県側にのみサービスエリアが設置されることになった。

「九州横断道」騒動


「九州横断道」名義時代のE34長崎道(佐賀県区間)高速道路地図
(「九州自動車道 SA・PAのごあんない」 / 財団法人道路施設協会 / 1988年11月発行より引用)


「九州横断道」名義時代のE34長崎道(佐賀県区間)SA・PA情報
(「九州自動車道 SA・PAのごあんない」 / 財団法人道路施設協会 / 1988年11月発行より引用)

 E34長崎道が鳥栖JCTから佐賀大和インターまでしか開通していなかった頃、佐賀県側は長崎に到達できないことを理由に、独自で「九州横断道」という名前をつけ、当時の道路地図・標識でも「九州横断道」で押し通していた。その後、武雄北方インターから大村インターの開通に合わせ、長崎自動車道に名称を戻している。

E34長崎道⇔武雄南インターの利用が出来ないことに、「熱心」な説明が入る


昔の高速道路ガイドマップにありがちな「武雄南IC規制」の説明

 日本道路公団時代(道路サービス機構・ハイウェイ交流センター)に発行された高速道路ガイドマップでは、武雄JCTに隣接する武雄南インターに対する利用規制の解説がわざわざ強調されて説明されていた。当時は出入り方向に規制が入るハーフインターの場所が限られていたことに加え、武雄南インターを一般道から見ると、E34長崎道との連絡が出来そうに見られていたこともあったのだろう。現在のNEXCO西日本・高速道路ガイドマップでは、この手の説明は省略されている。

 武雄南インターはE35西九州道のインターチェンジであり、武雄南インターとE34長崎道との相互利用(出入り)は、一切できません。

当初の計画では「久留米JCT」が出来る可能性もあった

 E34長崎道はE34大分道とセットで、議員立法で成立した「九州横断自動車道」の一部を担うが、法案の中身における「重要な通過地」の中には、鳥栖市・久留米市(両市を一体的に含めて勘案)付近ということになっていた。結果としては国道34号・鳥栖駅そばにジャンクションを誘致する形になったが、もしも久留米市と鳥栖市の中間点に出来ていた場合は、久留米市も今よりかはさらに産業都市として成長していた可能性がある。

E34長崎道と立体交差する鉄道路線

※全てJR九州が管轄する鉄道路線。

参考文献:

E34長崎道

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