西鉄貝塚線 西鉄新宮駅
訪問 2019年9月8日
作成 2019年9月10日
西鉄貝塚線 西鉄新宮駅
西鉄新宮(にしてつ-しんぐう)駅は、 福岡県糟屋郡新宮町下府に設置されている、西鉄貝塚線の駅。同路線の終点駅であり、かつてはココから古賀市を経て、現在の福津市に位置する旧・津屋崎駅まで延びていた。
駅の情報
玄界灘に浮かぶ相島への最寄り駅であるため、駅のあちこちにノラ猫のイラストを貼り付けている。
施設見学
駅舎内。改札口は簡易式カードリーダーと窓口があるだけ。終点の割にはかなりシンプルである。
2019年9月地点では
自動券売機が無く、きっぷ購入や手続きは窓口で行っていた。
相島への最寄り駅だが、相島へ向かう新宮港(相島渡船場)までは結構な距離がある。
また、相島に住んでいる住人はさほど多くないため、渡船・連絡コミュニティバスの運行本数も極端に少ない。
ホームへは、例によって構内踏切での対応。
末端部の西鉄新宮駅は島式ホームとなっており、貝塚と同様、列車が入れ替わる形で運行している。
ホームから香椎・貝塚方面を眺める。
手前の三苫から先は、一転して福岡都市圏から離れて田舎道に。
車輪止めがホームの奥にある。西鉄貝塚線の終点である。
線路跡を活用して、西鉄グループが分譲した住宅街が不自然に並んでいる。
車輪止めから先の様子。以前は踏切だったが、部分廃止後は速やかに道路に転換された。
津屋崎方面へ延伸していた当時の旧・宮路岳線は、廃止寸前の地点でもそこそこ利用客がいたものの、単線で他の西鉄電車と繋がっていないことに伴うコスト増や、並行するJR線との競合に伴う利用客の減少などを理由に、2007年3月31日をもって廃止。現在は旧・宮地岳線近くを西鉄バスが代替交通の形で運行しており、電車の跡地には分譲住宅が不自然な形で造成されている。
西鉄新宮前バス停。路線跡の場所を、バスロータリーに潔く転換。
2007年で廃止になった西鉄新宮~津屋崎の区間に対する代替交通として、駅のやや北側に西鉄新宮前バス停が設けられている。西鉄バスは30分に1本と、電車時代の時と比べて大幅に本数が減られており、貝塚~西鉄新宮の15分間隔運行のタイミングに合わせる形でバスが動くような形を採る。
これとは別に、新宮町が運営するコミュニティーバスの発着所にもなっている。例の相島へ向かう渡船場は、このコミュニティーバスを使わないと到達できない。
駅の近所
周辺は下府地区の住宅街が造成されている。新宮町役場最寄り駅だが、駅と役場との距離でみれば、並行するJR鹿児島本線の方が近い(西鉄からだと1km近く離れており、結構遠い。西鉄の路線バスも当駅から役場前へは通らないため、見た目に反してやや不便な場所にある)。駅の近くに松原を経て、新宮海水浴場がある。
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