日豊本線 延岡駅

訪問 2020年11月8日
作成 2020年11月19日


日豊本線 延岡駅

 延岡(のべおか)駅は、宮崎県延岡市幸町3丁目に設置されている日豊本線の駅。全ての特急列車が停車し、県北にして最大の工業都市である延岡の中心部に立地する。延岡市が主体となって整備された公共複合施設「encross延岡」と一体化している。

駅の情報

基本データ(貨物駅併設)

     

佐伯・大分方面は、発車時刻に要注意!

 延岡⇔宮崎方面は、特急・普通それぞれ1時間に1本のペースで運行されているのに対し、延岡⇔佐伯方面は普通列車が朝1本・夜1本の2便しかなく、事実上の「特急専用線」として機能している。また、佐伯・大分方面の列車(にちりんシーガイア)に関しても、延岡発・博多行きの終電が18時台と極端に早い(大分駅で乗り換える必要がない代わりに、博多駅に到着するのが終電間際の23時半ごろ)。佐伯⇔延岡を青春18きっぷ(満喫きっぷ)で行き来する場合、朝夜の1本に賭けるのは余りにもリスクが高く、ほぼ強制的に特急乗車が必要になる。

駅スタンプ

駅名標

施設見学

encross延岡


延岡市が主体となる形で、駅リニューアル傍ら公共複合施設として再出発した「エンクロス延岡」。
武雄市立図書館同様、カルチャー・コンビニエンス・クラブが指定管理者となって、民間の図書館を運営している。


いわゆる「TSUTAYA図書館」にあるスターバックスコーヒー。延岡市では初出店。


改札口の隣にある南九州ファミマ。以前はKIOSKだったものが、エンクロス誘致に伴ってコンビニ化された。


エンクロス1Fの通路沿いに、延岡市の観光案内所とお土産販売が一体化したコーナーがある。


TSUTAYA図書館にある書籍は、そこで読む分には無料。テーブル席で「スタバなう」。


跨線橋方式の東西自由通路があり、開放的な通路沿いから延岡市内を一望できる。


そう言えばこの手の駅、どこかで見た覚えが。そう、JR山陽本線・徳山駅のソレと同じ!

改札口・改札内


エンクロスに変わったはいいが、肝心の券売機は磁気券のみの対応。そっか、SUGOCA非対応だった。。


建て替えに伴って木製で出来た、新体制のみどりの窓口が設けられている。


改札口。交通系ICカードに対応していないため、昔ながらの手動改札で対応。


1番のりばから日向市・宮崎方面を眺める。一部を除き、特急列車はこのホームを使う。


こちらは佐伯・大分方面。延岡⇔宮崎・空港を結ぶ特急「ひゅうが」も、ココで終わり。


普通列車は島式の2・3番ホームを使う傾向にある。
後述の通り、ここから佐伯方面の列車は1日2本しかなく、事実上、行き止まりである。

延岡駅バスセンター


宮崎交通が運営する延岡駅のバスセンター事務所。以前はココに高千穂鉄道の駅舎があった。


エンクロスの整備に伴ってバス停も移動。延岡市内・高千穂方面はココから連絡する。
廃止された国鉄高千穂線(高千穂鉄道)の代替交通手段は、宮交バスが頼り。


高千穂駅があった場所へは路線バスが頼りになるものの、それでも1時間に1本程度と運行本数は少ない。JRとは「一応」レベルの競合関係にある路線バス「たかちほ号」(桜町BT⇔延岡駅)や、福岡発着の高速バス「ごかせ号」(福岡天神・博多駅⇔延岡駅)も存在はするが、運行本数は1日数本程度と非常に厳しい。

駅の近所


西口は商店街も含め、ビジネスホテルなどが立地している。


東西自由通路から見た延岡の街並み。奥手にある煙突は旭化成の工場だろうか。


JR貨物のコンテナステーションが併設されている。訪問時はトラックに荷物を積んでいた。

 エンクロス・改札口がある西口を中心に、古くから工業地帯と共に商店街が築かれてきた。こうした経緯もあり、飲食店・居酒屋・ビジネスホテルなどの商業施設は西口の方に固まっている。市役所などの行政機関は、駅の南側にある五ヶ瀬川を渡った先の三角州に集中しており、その先の河川を渡ったあたりに旭化成・センコーの関連工場が集中する。繁華街の西口とは裏腹に、東口は近所を国道10号が通っており、住宅街やロードサイド店舗が軒を連ねる。

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