筑肥線 伊万里駅
訪問 2025年6月17日
作成 2025年9月3日
筑肥線 伊万里駅
伊万里(いまり)駅は、佐賀県伊万里市新天町に設置されている、筑肥線の駅。同路線における終点駅である。かつてはココから国鉄松浦線が分岐していたが、国鉄分割民営化を経て、2002年にJR線と松浦鉄道西九州線が分断されるように駅周辺の再整備が実施された。
駅の情報
ロマンシング・サガとのタイアップで描かれた駅名標(ギュスターヴと伊万里焼)
当駅はロマ佐賀列車の最西端に位置し、サガフロンティア2の主人公・ギュスターヴは、事実上の「大トリ」役となっている。
ロマ佐賀列車導入前までの駅名標
国鉄時代の駅名標を伊万里焼風のタイルで再現させたもの。松浦鉄道西九州線の駅も案内している。
施設見学
現在の駅舎は道路を挟んで東西に分れており、JR線は東側の駅舎から行き来する。
なお、道路の上空にはペデストリアンデッキがあり、JR線・MR線どちらからも両者の駅舎へ連絡可能。
JR線とMR線を行き来するペデストリアンデッキへの階段そばに、JR線の伊万里駅構内への通路がある。
筑肥線で数少ないみどりの窓口だが、JR線は平日朝方しか営業しておらず、それ以外は駅員が駐在しない。
(カエルくん)みどりの券売機プラス置き換えで無人化したが潔いかも?
(時計くん)それか、松浦鉄道にJR乗車券の発売やらを丸々委託するか。
当駅はロマ佐賀列車とタイアップしており、壁面には伊万里焼(大川内山)の様子が描かれている。
但し、山本以西の筑肥線は運行本数が非常に少ないため、JR線経由での到達はリスキー。
ホームを一望する。かつては西九州における重要な貨物拠点として栄えたが、今はこの通り身の丈に合わせている。
ホームから山本・唐津方面を眺める。1面1線の単式ホーム。
駅舎建て替え前は大量の留置線を置くなど、いかにもターミナル駅という印象だった。
筑肥線・終点
車止めを以て、姪浜駅から続いてきた筑肥線は終了。福岡都心とは大違いだ。
1面1線の単式ホームに大幅縮小され、しかも車止めまで置かれてしまい、交通の要衝としての印象は皆無である。
駅の近所
駅の北側に伊万里市の中心街があり、市役所などの行政機関は駅を挟んで南北それぞれ分かれている。名産・陶器の街として、その中核を担う駅だが、実際には近くを通る国道202号沿いを中心にロードサイド店舗が集中し、中心部の勢いは正直低くなっている。国鉄時代は貨物駅も併設されていたことから、駅の再開発が行われる前までは、佐賀県北西部におけるターミナル駅としての役割も担っていた。
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