三瀬トンネル有料道路 上り行き
(佐賀市三瀬村→福岡市早良区)

訪問 2020年4月16日
作成 2020年4月20日

走行記録


三瀬トンネル有料道路・終点(ここから有料道路)
佐賀市三瀬村の国道263号において、峠へ向かう途中の写真の場所で有料道路に入る。
但し、この段階ではまだ無料通行が可能で、道路公社・佐賀県の管理がやや曖昧である。


右手に佐賀県が設置した、独自のキロポスト(佐賀県境からの距離)があると思えば……


左手には道路公社が設置した、有料道路のキロポストまで混じって複雑になっている。


ここから転回禁止
有料区間をそのまま直進する場合は、危険防止の観点から転回禁止令が適用される。
但し、直後の旧道へ分岐した場合は、転回禁止令は解除。


旧道との交差点。三瀬峠経由で福岡市を目指す場合は右折しよう。


ホントの有料区間に入ってすぐ、三瀬トンネルの料金表・通行可能車両標識が現れる。


三瀬トンネル有料道路5km地点 料金所500m先
なぜかキロポストのデザインは、NEXCO道路で見かける自専道タイプ。


有料区間に入ると、一時的に片側2車線+チェーンベース用の空き地を通る。距離は短い。


やまびこロード 三瀬トンネル有料道路
佐賀県道路公社が定めた愛称であり、無料化された鳥栖筑紫野道路・二丈浜玉道路にもあった。


三瀬トンネル料金所の直前でパーキングエリアを利用することができる。
万一、有料区間を通りたくないと判断した場合は、ココのPAを使ってUターンは可能。

三瀬トンネル休憩所


三瀬トンネル有料道路料金所
ここで三瀬トンネルの通行料を支払う。普通車は320円とやや割高。福岡市民は利用しているのだろうか?


ラジオ周波数
トンネル内でもAMラジオの再送信が実施されている。福岡局・佐賀局どちらも有効。

【ラジオ周波数】


注意!! 自転車も通ります
自動車専用道路ではないため、軽車両等も料金を課すことで自転車・原付バイクの通行も、一応はOK。


三瀬トンネル(長さ:2,407メートル)
距離は2.4kmを超える大関級。国道263号全体を見渡しても、コレが最も長い。


坂の窪みがあるが、そこは県境ではない。ここからずっと下り坂。


下り一直線の状態が続く。一定間隔で非常通路があり、何かあったらそこへ待避する形を採る。


福岡市早良区(ふくおかし-さわらく)
やや見えづらいが、写真の場所に福岡市であることを示す標識がぶら下がっている。


県境を過ぎた後も、まだまだ下り直線が続いている。


左カーブに入った所で、まもなく出口。


三瀬トンネルの早良口を出た先で、旧道とオーバークロス。


ここから時速40キロ規制(旧道との分岐跡)


右手に見える通路が、ループ橋延伸前まで存在していた旧道へのアクセス道路。現在は閉鎖され、県道路公社の管理用施設に降格。但し、万一に備えて非常通路としては残している。左側の「エンジンブレーキを使いましょう」看板が不自然な位置にあるのも、当時の旧道の名残。


旧道との分かれ目を過ぎた先が、いわゆる「第2期」と呼ばれるループ橋区間。
かなり立派で高規格に設計されているが、ループ橋での危険防止などを理由に、40キロ規制。


工事の際に利用したと思われる管理用通路が、左手山際の所をグネグネと縫うように作られている。


右カーブ・速度注意 ここからループ橋。


かなりダイナミックに作られているが、半径は500m程度と急激なヘアピン。
しかも下り坂は傾斜角度がかなり大きく、かなり慎重に走らないと厳しい。


急カーブ注意 スピード落せ
最初のループ橋からまだ500m程度しか走ってないのに、もう先ほど通った直線道路が。
それも束の間、大サイズのループ橋下にある小サイズのループ橋を通る。


旧道交差点 ココで旧道と交わるが、この地点では有料道路はまだ続いている


有料道路終点まで、あと100m


旧道合流後は以前から存在する国道263号だが、ループ橋整備の際の交差点改良工事に佐賀県道路公社が関与しているため、福岡市内であるに関わらず、道路区域は佐賀県の支配下になっている。


0キロポスト・三瀬トンネル有料道路ここまで(ここから福岡市管理区間)
旧道合流から100mほど進んだ写真の場所で、有料道路は終わり。
この先、曲渕ダム・入部地区を経由して、野芥・荒江・西新方面へと通じる。


フェレット君の談話。(知ってはいたけど)キロポスト、デカいよねぇ~。

乗り換え:福岡高速環状線
最寄りの野芥ランプまでは、特に混んでいなければ20分程度で到達できるが、片側1車線しかなく福岡市内をガチで通る限り、ホントに最短で向えるという保証は無い。

有り得る?福岡高速環状線との接続


三瀬トンネル有料道路から、都市高速への延伸案

 三瀬トンネル有料道路を、現在は佐賀県道路公社が管理しているものを福岡市に移管し、都市高速を管理している高速道路公社管轄の有料道路に切り替える。その後、野芥付近にジャンクションを建設し、そこから三瀬トンネルの福岡県側入口まで高架・トンネルの繰り返しで強引に接続するというもの。

 まず、最初の野芥口周辺のニュータウンをある程度退かす必要があるため、この地点で福岡市民からの反対が出るのは避けられない。コストダウンとして美女木JCTみたいな平面交差点風にする案もあるが、国道263号現道の上空に都市高速建設となった場合でも、せいぜい入部地区までが完成4車線、そこから先は完成2車線のロースペックハイウェイとなり、コストパフォーマンスの見込める都市高速になるかは疑問である。

 とはいえ、野芥・入部までは、三瀬トンネルに行きたいだけなのに頻繁に渋滞が多発している生活道路でもあるため、スムーズに峠を越すには、何らかのバイパス整備という案があっても良いのではと思う。

三瀬トンネル有料道路

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