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熊本県の主要地方道
作成 2022年1月15日
更新 2024年12月27日
【ショートカット】
1-10(一部を除いて隣接越境タイプ)
熊本県道1号熊本玉名線
熊本玉名線(撮影場所:玉名市天水町立花)
- 起点:熊本市中央区南坪井町(国道3号 / 藤崎宮前交差点)
- 終点:熊本県玉名市大倉(熊本県道302号稲佐津留玉名線・熊本県道347号寺田岱明線 / 玉名市桃田交差点)
- 主な通過点:熊本市西区
- 実延長距離:
(熊本市)
(熊本県)12,085m
- 走行難易度:★★★
- 解説:中央区にある藤崎宮前を起点に、金峰山・天水みかん棚田地域を経由して玉名市に至る主要道。熊本県道最初のナンバリングだが、地域ごとに景観が大きく変貌するのが特徴。
序盤こそは市電並走区間があったりと、熊本の繁華街を突き進むが、金峰山方面へ延びる本妙寺入口から急激に狭隘な山間部に入る。西区河内町と金峰山登山口との分かれ道から分岐し、玉名市天水地区におけるみかん畑(棚田)を地形に沿ってなぞるように通り、天水地区の麓で国道501号と合流。天水地区から終点までは有明海沿いの干拓地を通る形で玉名市街へ通じる。天水地区の麓には未整備・集落街があり、大型車の通行は困難。
現在のルートは1993年に経路変更されたもので、それ以前は現在の熊本高森線と国道501号を結ぶコース(水道町→通町・舟場橋・古町→JR熊本駅前→小島・河内地区→旧・天水町)が熊本玉名線に指定されていた。
熊本県道3号大牟田植木線
大牟田植木線(撮影場所:山鹿市鹿央町北谷)
- 起点:熊本県荒尾市上平山(県境)
- 終点:熊本市北区植木町一木(国道3号 / 一木交差点)
- 主な通過点:玉名郡(南関町・和水町)
- 接続する隣県:福岡県
- 実延長距離:
(熊本市)
(熊本県)20,949m
- 走行難易度:★★
-
解説:福岡県との県境となる諏訪川から主要道が始まり、途中、南関町と和水町を経由して、熊本市北区に至る。序盤の県境部は周辺が農村地帯に覆われ、殆ど見分けが付かない。また、和水町から北区植木町まではE3九州道と並走している。終点では国道3号と合流しているため、誤進入防止のロードペイントを国道側に設けている。
熊本県道4号玉名八女線
玉名八女線(撮影場所:玉名郡南関町上坂下)
- 起点:熊本県玉名市繁根木(熊本県道347号寺田岱明線 / 玉名市繁根木交差点)
- 終点:熊本県玉名郡和水町中和仁(県境・矢部谷峠)
- 主な通過点:玉名郡南関町
- 接続する隣県:福岡県
- 実延長距離:25,834m
- 走行難易度:★★★
-
解説:玉名温泉がある玉名市中心地を起点に北上し、南関町で別路線と重複後、再び単独区間となって県境に至る路線。序盤の玉名市街で若干混雑が生じる程度で、和水町中和仁地区までは概ね、片側1車線の快速道路。中和仁地区の集落を過ぎると狭隘道路となり、典型的なワインディングを経て県境・矢部谷峠に至る。トンネルによるバイパス道路の整備を望む看板があるものの、執筆地点では進展はない。
熊本県道5号大牟田南関線
大牟田南関線(撮影場所:玉名郡南関町関村)
- 起点:熊本県玉名郡南関町久重(県境・八角目峠)
- 終点:熊本県玉名郡南関町関外目(熊本県道10号南関大牟田北線・九州自動車道 / 関外目交差点)
- 接続する隣県:福岡県
- 実延長距離:6,986m
- 走行難易度:★★
-
解説:県境・八角目峠から主要道・荒尾南関線までの丘陵地は片側1.2車線規模の農村道路だが、荒尾南関線との交差点から先は片側1車線の快速路。以前は南関町中心部へ向かう経路だったが、E3九州道・南関インターアクセス道路開通後にルートが変更され、現在に至る。福岡県側の極端な路地裏+公園近くのグネグネカーブも災いし、南関⇔大牟田の連絡は地元民に限定されがち。
元々は「大牟田山鹿線」という主要道だったが、1982年の道路法改正で国道443号が誕生した際、南関町~山鹿市までの部分を国道指定としたため、取りこぼした残りの部分が路面名を変えて存続している。
熊本県道6号玉名立花線
玉名立花線(撮影場所:玉名郡和水町平野)
- 起点:熊本県玉名市高瀬(熊本県道347号寺田岱明線 / 高瀬大橋西交差点)
- 終点:熊本県玉名郡和水町上十町(県境)
- 接続する隣県:福岡県
- 実延長距離:24,712m
- 走行難易度:★★★
-
解説:概ね、菊池川の西詰と並走する路線。序盤の玉名市中心部寄りなど、一部に離合困難な狭隘(生活)道路が残るが、新玉名駅より北側は改良工事が実施され、比較的快走路が続く。鉱山がある和水町上十町地区より北側は離合困難なワインディングとなり、県境に達する。
熊本県道8号竹田五ヶ瀬線
竹田五ヶ瀬線(撮影場所:阿蘇郡高森町津留)
- 起点:熊本県阿蘇郡高森町津留(大分県境)
- 終点:熊本県阿蘇郡高森町津留(宮崎県境)
- 接続する隣県:大分県・宮崎県
- 実延長距離:7,353m
- 走行難易度:★★★★
-
解説:本来は大分県竹田市と宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町との間を、険しい九州山地を貫く形で結んでいる主要地方道だが、途中で高森町津留地区を通過することから、熊本県道にも指定されている(3県跨ぐ主要地方道は全国探しても数本程度しかない)。津留地区の集落を含め、全線が離合困難な1車線道路。冬場は厳しい。
熊本県道9号日田鹿本線
日田鹿本線(撮影場所:山鹿市菊鹿町山内)
- 起点:熊本県山鹿市菊鹿町矢谷(県境・宿ヶ峰尾峠)
- 終点:熊本県山鹿市鹿本町来民(国道325号・国道443号・熊本県道138号辛川鹿本線 / 来民交差点)
- 接続する隣県:大分県
- 実延長距離:22,623m
- 走行難易度:★★★
-
解説:鬼門過ぎるハードな山越え(そもそも突破できない)だらけの大分県側と異なり、熊本県側は県境に接する宿ヶ峰尾峠までのグネグネカーブを突破すれば、後は終点まで片側1車線の快走路。旧・菊鹿町の峠麓にある集落では改良工事が進められ、以前に比べて通行しやすくなっている。
熊本県道10号南関大牟田北線
南関大牟田北線(撮影場所:玉名郡南関町関町)
- 起点:熊本県玉名郡南関町関下(国道443号・熊本県道4号玉名八女線)
- 終点:熊本県玉名郡南関町関外目(県境)
- 接続する隣県:福岡県
- 実延長距離:3,549m
- 走行難易度:★
-
解説:南関町中心部からE3九州道・南関インターを経由して、隣の福岡県大牟田市に至る主要道。起点から南関町中心部までは、国道443号のバイパス道路整備に伴い、幾度となくルート変更が行われている。県境付近は殆ど見分けが付かず、あるとしてもラブホテルが数軒ある程度。南関インターと隣の大牟田市街、更には有明海沿岸道路と間接連絡を果たしていることから、事実上の幹線として機能。
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11-20(一部を除いて隣接越境タイプ)
熊本県道11号別府一の宮線
別府一の宮線(撮影場所:阿蘇郡南小国町満願寺)
別府一の宮線(撮影場所:阿蘇市一の宮町三野)
- 起点:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺(県境) ※久住高原ロードパーク入口付近
- 終点:熊本県阿蘇市一の宮町宮地(国道57号 / 宮地駅前交差点)
- 主な通過点:阿蘇郡産山村
- 接続する隣県:大分県
- 実延長距離:22,606m
- 別称・道路愛称:やまなみハイウェイ・九州横断道路
- 走行難易度:★★
-
解説:大分県側から続く九州横断道路「やまなみハイウェイ」が大半を占めており、阿蘇山周辺に広がる雄大な高原を颯爽と駆け巡る。菊池スカイライン・ミルクロードに並ぶ、ドライブ・ツーリングの定番コースとなっている。終点付近は阿蘇市役所のある一の宮地区の市街地。
熊本県道12号天瀬阿蘇線
天瀬阿蘇線(撮影場所:阿蘇市西湯浦)
- 起点:熊本県阿蘇市西湯浦(県境)
- 終点:熊本県阿蘇市小倉(国道212号)
- 接続する隣県:大分県
- 実延長距離:15,739m
- 別称・道路愛称:ミルクロード・菊池阿蘇スカイライン
- 走行難易度:★★
-
解説:ほぼ全線が阿蘇高原地帯を通る「ミルクロード(菊池阿蘇スカイライン)」の一部を構成しており、終点の国道212号までは南側に阿蘇山・北側に久住連山を一望できる観光道路。眺めがよく菊池渓谷に近いこともあり、春の大型連休などを中心にドライブ・ツーリングにおける定番コースとなっている。
熊本県道13号黒木鹿北線
黒木鹿北線(撮影場所:山鹿市鹿北町岩野)
- 起点:熊本県山鹿市鹿北町岩野(県境)
- 終点:熊本県山鹿市鹿北町岩野(国道3号)
- 接続する隣県:福岡県
- 実延長距離:6,866m
- 走行難易度:★★
-
解説:全域が旧・鹿北町岩野地区内を通る路線。但し、こちらは隣県にある大型公園へのアクセスに便利。中盤付近でトンネルを通るが、改良工事が実施される前までは離合困難な狭隘区間が点在していた。
熊本県道15号人吉水俣線
人吉水俣線(撮影場所:水俣市葛渡)
- 起点:熊本県人吉市相良町(国道219号)
- 終点:熊本県水俣市葛渡(国道268号)
- 主な通過点:球磨郡球磨村
- 接続する隣県:鹿児島県
- 未整備区間:人吉市中神町大柿~熊本県球磨郡球磨村渡
- 実延長距離:40,394m
- 走行難易度:★★★★
-
解説:人吉市と水俣市を結ぶ主要地方道だが、序盤の人吉市と球磨村の間は未整備状態であり、この地点で一筆書き走行は不可。球磨村一勝地地区から再度スタートし、険しい山道を越えて水俣に向かうものの、一時的に鹿児島県伊佐市の領地を跨ぐため、「入れ子」のような経路を辿る。伊佐市と水俣市の間は、かつての国鉄山野線と並行している。
熊本県道16号玉名山鹿線
玉名山鹿線(撮影場所:山鹿市坂田)
- 起点:熊本県玉名市高瀬(熊本県道347号寺田岱明線 / 高瀬大橋西交差点)
- 終点:熊本県山鹿市中央通(国道3号・国道325号・国道443号 / 中央通交差点)
- 主な通過点:玉名郡和水町
- 実延長距離:13,613m
- 走行難易度:★
-
解説:玉名市中心部と山鹿市中心部の間を、菊池川の東詰・南詰経由で結ぶ主要道。玉名・山鹿の最短コースになっており、中間部の和水町でE3九州道・菊水インターと接続していることから、熊本北部地域における重要な幹線道路である。
熊本県道17号坂本人吉線
坂本人吉線(撮影場所:八代市坂本町鮎帰)
あまりに急峻な九州山地を通るE3九州道と、それに並行する主要道・坂本人吉線。
坂本人吉線(撮影場所:人吉市駒井田町)
- 起点:熊本県八代市坂本町荒瀬(国道219号 / 坂本町荒瀬交差点)
- 終点:熊本県人吉市九日町(国道445号)
- 主な通過点:球磨郡山江村
- 未整備区間:八代市坂本町鮎帰~球磨郡山江村万江(約5km)
- 実延長距離:41,038m
- 走行難易度:★★★
- 解説:旧・坂本町と人吉市を結ぶ主要地方道。全線通じてE3九州道に並行した道筋を辿るが、肝心の旧・坂本町と山江村の間は未整備状態であり、当路線だけで両方の自治体の行き来は出来ない。随所でE3九州道の高架橋・トンネルと遭遇する。
熊本県道18号菊池鹿北線
菊池鹿北線(撮影場所:山鹿市菊鹿町上内田)
- 起点:熊本県菊池市隈府(国道325号・国道387号・国道443号 / 北原交差点)
- 終点:熊本県山鹿市鹿北町岩野(国道3号 / 岩野交差点)
- 実延長距離:28,292m
- 走行難易度:★★
-
解説:山鹿市発足前の旧・菊鹿町を境に道路の雰囲気が異なり、起点の菊池市~主要道・日田鹿本線までは旧・菊鹿町の丘陵地沿いを通る。日田鹿本線から終点までは一部で険しい峠越えがあり、旧・鹿北町に入った所で終点まで岩野川と並走。国道3号の迂回路として利用するには、やや厳しいか?
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21-30
熊本県道22号熊本停車場線
熊本停車場線(撮影場所:中央区迎町)
- 起点:熊本市西区春日(熊本駅)
- 終点:熊本市中央区迎町(国道3号 / 迎町交差点)
- 接続する鉄道駅:九州新幹線・鹿児島本線・豊肥本線・熊本市交通局A系統 / 熊本駅
- 実延長距離:
- 別称・道路愛称:産業道路
- 走行難易度:★
- 解説:熊本駅と国道3号を結ぶ停車場線。全線片側2車線で整備され、国道3号で接続する熊本市道とセットで「産業道路」と呼ばれている。
熊本県道23号菊池赤水線
菊池赤水線(撮影場所:菊池郡大津町矢護川)
- 起点:熊本県菊池市隈府(国道387号 / 正観寺交差点)
- 終点:熊本県阿蘇市赤水(国道57号 / ミルクロード入口交差点)
- 主な通過点:菊池郡大津町
- 実延長距離:26,761m
- 走行難易度:★★★★
-
解説:菊池市と阿蘇市赤水地区の間を結ぶ主要地方道。大津町と終点の赤水地区との間には、阿蘇カルデラを貫く二重峠があり、ミルクロードとの交差点より西側は麓に向かって狭隘な道路が延々と続く。峠の東側はワインディングの連続であり、終点間際でJR豊肥本線の踏切と平面交差。この影響で国道57号交点付近では混雑が生じやすい。
2016年の熊本地震では阿蘇大橋付近で土砂崩れが起き、国道57号が寸断されたことから、バイパスの北側復旧道路と国道57号現道が回復・開通するまでの間は、二重峠~赤水間を迂回活用していた。
熊本県道24号本渡下田線
本渡下田線(撮影場所:天草市栄町)
- 起点:
(バイパス)熊本県天草市枦宇土町(国道389号)
(旧道)熊本県天草市栄町(国道324号・熊本県道308号本渡港線 / 港町交差点)
- 終点:熊本県天草市天草町下田北(国道324号)
- 実延長距離:28,534m
- 走行難易度:(バイパス経由)★★/(旧道)★★★★
- 別称・道路愛称:天草下島横断道路
-
解説:天草市中心部の本渡地区と、旧・天草町下田にある下田温泉街までを結ぶ主要道。ルートが2つ存在し、本渡地区中心部から下田地区へ抜けるコースは下島における離合不能な険しき山岳地帯を延々と通る。難所を解消するため、本渡地区の少し南側に福連木トンネルが建設され、以前は有料道路として運用されていた。
熊本県道25号宮原五木線
宮原五木線(撮影場所:八代市東陽町南)
- 起点:熊本県八代郡氷川町宮原栄久(国道3号・熊本県道156号鏡宮原線 / 氷川町宮原交差点)
- 終点:熊本県球磨郡五木村甲(国道445号)
- 実延長距離:31,344m
- 走行難易度:★★★
- 別称・道路愛称:大通越
-
解説:氷川町と五木村との間を結ぶ主要地方道であり、熊本・八代都市圏から五木村・八代市五家荘地区へ向かう最短経路となっている。町村境となる大通越の氷川町側には、県内でも数少ないループ橋が設置されているほか、九州山地を貫く経路上、基本的には険しい山越えとなる(線形改良や拡幅で、ある程度は走行しやすく改善はされている)。
1954年1月地点では「人吉宮原線」という路線名であり、現在の宮原五木線の全区間に加え、現在の国道445号に相当する区間(五木村~人吉市)も主要地方道に指定されていた。そのため、現在の路線は旧・人吉宮原線時代よりかは短くなっている。
熊本県道26号本渡牛深線
本渡牛深線(撮影場所:天草市楠浦町舟津)
- 起点:熊本県天草市亀場町亀川(国道266号・国道324号 / 天草工高前交差点)
- 終点:熊本県天草市久玉町(国道266号・国道389号 / 久玉町交差点)
- 実延長距離:48,205m
- 走行難易度:★★★
-
解説:天草市(天草下島)の本渡地区と牛深地区を結ぶ路線。下島を縦断する路線は3つあるが、本渡牛深線はそのうちの東側・八代海沿いを通る。合併前の新和地区・河浦地区にとっては重要な幹線だが、海沿いを通る地形的な事情から、コンスタントに離合困難な箇所や峠越えが幾度となく出てくる。
熊本県道27号芦北球磨線
芦北球磨線(撮影場所:葦北郡芦北町桑原)
- 起点:熊本県葦北郡芦北町花岡(国道3号 / 花岡交差点)
- 終点:熊本県球磨郡球磨村神瀬(国道219号 / 神瀬交差点)
- 実延長距離:13,772m
- 走行難易度:★★
-
解説:芦北町と球磨村を結ぶ、熊本県南部の横断路線。県南地域・E3A南九州道から人吉球磨方面への行き来に便利。山間部を通るものの全線通しで改良工事が完了しており、快速化されている。終点は球磨川の東詰を通る国道219号であり、球磨村区間はごく僅かしかない。
熊本県道28号熊本高森線
熊本高森線(撮影場所:中央区花畑町)
- 起点:熊本市西区小島(国道501号 / 小島上町交差点)
- 終点:熊本県阿蘇郡高森町高森(国道265号・国道325号)
- 主な通過点:上益城郡益城町・阿蘇郡(西原村・南阿蘇村)
- 実延長距離:
(熊本市)熊本市内は約17.2km
(熊本県)44,004m
- 走行難易度:★★★
- 別称・道路愛称:西廻りバイパス・唐人町通り・電車通り・通町筋・俵山峠・かみましき阿蘇観光サザンルート
- 解説:熊本市西区と高森町を結ぶ路線。数ある熊本県道の中でも、地域ごとに道路景観がハッキリと分かれる異質な存在。
序盤は西区役所沿いを通る熊本港最寄りの幹線道路だが、JR熊本駅付近から熊本城までの連絡には、一部で離合困難な市街地区間を通る。JR熊本駅から東区健軍地区までは熊本市電(路面電車)が並走しており、それを過ぎた先の益城町で前半パート(熊本市・都市圏)が終わる。
後半の西原村以降は阿蘇山麓へ向けた登山路線となっており、俵山峠を経由して高森町の国道265号まで高原地帯を通る。2016年の熊本地震で壊滅的な被害を受けるも、その後で回復作業が実施され、現在は無事に元に戻っている。前半は熊本市民の足・後半はドライブ・ツーリングコースの定番となる二面性・多様性を持つことから、「海から山へ鯉のぼり(母川回帰)」といった見方も出来る。
起点から水道町交差点までは、1993年以前は旧・熊本玉名線の経路を辿っている。旧・熊本玉名線の経路変更に伴って、当該区域を熊本高森線に鞍替え・再編させる形で続投している。
熊本県道29号荒尾南関線
荒尾南関線(撮影場所:玉名郡南関町上長田)
- 起点:熊本県荒尾市万田(国道208号)
- 終点:熊本県玉名郡南関町関東(国道443号 / 関東交差点)
- 実延長距離:16,530m
- 走行難易度:★★
-
解説:荒尾市にある世界文化遺産・万田坑付近から始まり、途中、大牟田植木線と重複した後で南関町を目指す路線。玉名地域の山間部・丘陵地を延々と走るのが特徴。終点の南関町中心街は、大牟田南関線のルート変更に伴う鞍替え線区となっている。
熊本県道30号大津植木線
大津植木線(撮影場所:合志市野々島)
- 起点:熊本県菊池郡大津町引水(国道57号 / 大津町引水交差点)
- 終点:熊本市北区植木町植木(国道3号 / 北区役所前交差点)
- 主な通過点:菊池郡菊陽町・合志市
- 実延長距離:
(熊本県)17,875m
(熊本市)
- 走行難易度:★★
- 別称・道路愛称:旧57号線
-
解説:起点から国道325号との立体交差点までは、バイパス整備に伴って旧道に降格した旧・国道57号の一部。大津町中心部を通る関係で道幅が狭く、交通量も多い。大津町以西は例の半導体メモリー製造工場のそばを通り、緩やかな丘陵地を通り越して植木町中心部に到達する。
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31-40
熊本県道31号熊本田原坂線
熊本田原坂線(撮影場所:北区植木町円台寺)
- 起点:熊本市中央区南坪井町(国道3号・熊本県道1号熊本玉名線 / 藤崎宮前交差点)
- 終点:熊本市北区植木町鈴麦(国道208号 / 田原坂公園入口交差点)
- 主な通過点:熊本市西区
- 実延長距離:
- 走行難易度:★
- 別称・道路愛称:わが輩通り・田原坂
- 解説:藤崎宮前からスタートし、上熊本地区を経て、田原坂最寄りの国道208号に至る主要地方道。全線通じて鹿児島本線と並走しており、混雑しやすい植木町中心部の迂回ルートとして幅広く利用されている。上熊本駅付近までは熊本市中心部ならではの街並みが形成され、それより北側は丘陵地が続いている。終点付近で例の田原坂公園と接続している。2004年までは「熊本鈴麦線」と呼ばれていた。
熊本県道32号小川嘉島線
小川嘉島線(撮影場所:宇城市豊野町上郷)
- 起点:熊本県宇城市小川町西北小川(国道3号 / 西北小川交差点)
- 終点:熊本県上益城郡嘉島町上島(国道445号 / 嘉島町上島交差点)
- 主な通過点:上益城郡(御船町・甲佐町)・熊本市南区
- 未開通区間:熊本市南区
- 実延長距離:
(熊本県)24,723m
(熊本市)
- 走行難易度:★★
-
解説:宇城市小川地区と嘉島町の間を、東寄りの九州山地に沿うように通る主要地方道。起点付近でE3九州道・宇城氷川インターと間接接続している。本来の終点は国道445号と繋がる上町交差点だが、なぜか熊本市南区(旧・城南町)区間との間に未指定箇所が存在する。
熊本県道33号人吉水上線
人吉水上線(撮影場所:球磨郡あさぎり町深田東)
- 起点:熊本県人吉市願成寺町(国道445号 / 人吉市願成寺町交差点)
- 終点:熊本県球磨郡水上村岩野(国道388号・国道446号・熊本県道161号五木湯前線)
- 主な通過点:球磨郡(相良村・錦町・あさぎり町・多良木町)
- 実延長距離:24,723m
- 走行難易度:★★★
-
解説:人吉市と水上村の間を結ぶ主要地方道で、全線が球磨川と並走している。上流を目指すようにして指定されたこの路線、概ね片側1車線で整備はされているものの、多良木町内の一部で狭隘区間が残る。
熊本県道34号松島馬場線
松島馬場線(撮影場所:上天草市松島町今泉)
- 起点:熊本県上天草市松島町今泉(国道324号)
- 終点:熊本県天草市栖本町馬場(国道266号)
- 実延長距離:23,139m
- 走行難易度:★★★
-
解説:天草上島のうち、旧・松島町と旧・栖本町の間を直線的に結んでいる。八代海沿いを通る国道266号に対してショートカットで両自治体を結んでいるが、次郎丸岳など、随所にワインディングや狭隘区間が点在している。
熊本県道36号熊本益城大津線
熊本益城大津線(撮影場所:東区東町)
- 起点:熊本市中央区神水(国道57号 / 県庁通り入口交差点)
- 終点:熊本県菊池郡大津町下町
(国道443号・熊本県道202号矢護川大津線・熊本県道207号瀬田竜田線 / 大津町下町交差点)
- 主な通過点:上益城郡益城町
- 実延長距離:
(熊本市)
(熊本県)12,476m
- 走行難易度:★
- 別称・道路愛称:第二空港線・自衛隊通り
-
解説:熊本県庁そばから始まり、自衛隊健軍駐屯地・益城熊本空港インターを経由して熊本空港に到達後、空港の敷地内を跨いで大津町に至る主要地方道。一般的に地元からは道路愛称の「第二空港線」と呼ばれている(第一空港線は一般県道・熊本空港線を指す)。
E3九州道と接続しており、熊本市中心部と空港・熊本郊外を最短経路で結んでいることから、時間帯問わずに交通量が非常に激しい。福岡・宮崎・鹿児島方面の高速バスが桜町熊本へ向かう場合も、この路線を使う。空港より北側は急傾斜な坂道な上、片側1車線の対面通行となっている(登坂車線あり)。
熊本県道37号熊本菊鹿線
熊本菊鹿線(撮影場所:菊池市七城町高田)
- 起点:熊本市中央区坪井(国道3号 / 浄行寺交差点)
- 終点:熊本県山鹿市菊鹿町池永宮原(熊本県道18号菊池鹿北線)
- 主な通過点:熊本市北区・合志市・菊池市
- 実延長距離:
(熊本市)
(熊本県)21,663m
- 走行難易度:★★
- 別称・道路愛称:旧57号線・三軒町通り
-
解説:寺院が多く占める熊本市中央区坪井と、山鹿市に編入された旧・菊鹿町の間をタテ方向に貫く路線。熊本市内のうち、北区の一部(北熊本地区~八景水谷地区)にかけては、熊本電鉄菊池線と並走。合志市より北側は徐々に熊本のベッドタウンから離れ、山鹿・菊池一帯の丘陵地を駆け抜ける。熊本市内で大渋滞が発生する国道3号の裏道的な役割が大きい。
熊本県道38号宇土甲佐線
宇土甲佐線(撮影場所:南区富合町木原)
- 起点:熊本県宇土市三拾町(熊本県道297号川尻宇土線)
- 終点:熊本県上益城郡甲佐町糸田(国道443号 / 甲佐町糸田交差点)
- 主な通過点:熊本市南区
- 実延長距離:
(熊本県)5,416m
(熊本市)
- 走行難易度:★★★
- 別称・道路愛称:ウキウキロード
-
解説:宇土市と甲佐町の間を、熊本市発足前の上益城地域(富合・城南)経由で結ぶ主要地方道。長閑な農村部が多く、概ね道路改良は進んでいるものの、途中で未改良による離合困難区間が点在する。城南町地域ではE3九州道・城南インターと接続しており、前述の城南・富合に加え、終点の甲佐町を含めた上益城地域へのアクセスが改善された。
熊本県道39号矢部阿蘇公園線
矢部阿蘇公園線(撮影場所:阿蘇郡南阿蘇村中松)
- 起点:熊本県上益城郡山都町畑(国道218号 / 畑交差点)
- 終点:熊本県阿蘇郡南阿蘇村中松(国道325号)
- 未開通区間:上益城郡山都町御所~阿蘇郡南阿蘇村久石
- 実延長距離:19,490m(未成線まで含めれば、約30km)
- 走行難易度:★★
- 別称・道路愛称:グリーンロード南阿蘇
-
解説:山都町(旧・矢部町浜地区)と南阿蘇村の間を結ぶ主要地方道だが、町村境となる山岳地帯は未成線のままとなっている。「阿蘇公園」とは、南阿蘇村(旧・久木野村)にあるグリーンピア南阿蘇のことを指しており、一般的には国道325号から当該施設へ向かうアクセス道路という位置づけになる。
熊本県道40号南小国波野線
南小国波野線(撮影場所:阿蘇郡産山村大利)
- 起点:熊本県阿蘇郡南小国町赤馬場(国道212号)
- 終点:熊本県阿蘇市波野小地野(国道57号)
- 主な通過点:阿蘇市・阿蘇郡産山村
- 実延長距離:28,288m
- 走行難易度:★★★★
-
解説:南阿蘇村と阿蘇市波野を結ぶ主要地方道。序盤の南阿蘇村満願寺~産山村役場付近までは、先の見えない森林地帯を延々と走るルートで、離合が限られた大変狭隘な1車線路だらけ。後半の産山村から終点までは、阿蘇カルデラの外側に広がる高原地帯が広がる。産山村においては貴重な幹線道路となっている。
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41-50
熊本県道41号高森波野線
高森波野線(撮影場所:阿蘇市波野中江)
- 起点:熊本県阿蘇郡高森町津留(熊本県道8号竹田五ヶ瀬線)
- 終点:熊本県阿蘇市波野小地野(国道57号 / 小地野交差点)
- 実延長距離:23,698m
- 走行難易度:★★★★
-
解説:高森町の東側にあたる津留地区を起点に、大分県境付近をなぞるようにして阿蘇市波野に向かう主要地方道。多くの場所で未改良区間が存在し、離合不能・峠越えを多用する路線となっている。阿蘇市発足前の旧・波野村地域にとっては、重要な幹線道路にもなっている。
熊本県道42号八代鏡線
八代鏡線(撮影場所:八代市迎町)
- 起点:熊本県八代市敷川内町(国道3号 / 八代市敷川内町交差点)
- 終点:熊本県八代市鏡町鏡(熊本県道14号八代鏡宇土線 / 鏡町鏡交差点)
- 実延長距離:16,846m
- 走行難易度:★★★
-
解説:八代市と旧・鏡町とを結ぶ主要地方道。東側で八代鏡宇土線が並走しているが、当路線はそれよりも西側の八代海沿いを通る。八代市街(松浜軒・八代城跡付近~古閑浜町地区)は、片側2車線区間の存在による八代の大動脈が形成される一方で、旧・鏡町中心部(鏡川流域周辺)では離合困難な生活道路があったりと、場所によって整備状態にバラツキがある。
植柳下町地区から建馬町地区までは、別線でバイパス道路の建設が進められており、一部区間は暫定開通している。
熊本県道43号錦湯前線
錦湯前線(撮影場所:球磨郡あさぎり町上西)
- 起点:熊本県球磨郡錦町一武(国道219号)
- 終点:熊本県球磨郡湯前町中里(国道219号・国道388号)
- 主な通過点:球磨郡(あさぎり町・多良木町)
- 実延長距離:20,673m
- 走行難易度:★★★
-
解説:錦町と湯前町との間を、南寄りの山間に沿うようにして整備されている主要地方道。混雑気味な国道219号の迂回路線ではあるものの、多良木・湯前の一部区間に未改良箇所がある。
熊本県道44号本渡苓北線
本渡苓北線(撮影場所:天草市下河内)
- 起点:熊本県天草市栄町(熊本県道24号本渡下田線)
- 終点:熊本県天草郡苓北町志岐(国道389号)
- 実延長距離:22,927m
- 走行難易度:★★★★
- 解説:天草市本渡地区と苓北町をダイレクトに結ぶ路線だが、下島の山間部は他の事例に漏れず、峠の前後は離合困難な箇所が点在している。
熊本県道45号阿蘇公園菊池線
阿蘇公園菊池線(撮影場所:菊池市永山・菊池渓谷沿い)
- 起点:熊本県阿蘇市西湯浦(熊本県道12号天瀬阿蘇線)
- 終点:熊本県菊池市重味(国道387号)
- 実延長距離:22,843m
- 走行難易度:★★
- 別称・道路愛称:菊池阿蘇スカイライン
- 解説:阿蘇山周辺と菊池渓谷との間を結ぶ路線。起点で接続する天瀬阿蘇線とセットで「菊池阿蘇スカイライン」と呼ばれる。元々、菊池渓谷周辺は熊本県が管理する有料道路だったが、償還満了で無料開放された。現在でも有料道路時代の痕跡がごく僅かに残る。繁忙期は渓谷散策を理由に確実に渋滞が起きるので、ご注意。
熊本県道46号荒尾長洲線
荒尾長洲線(撮影場所:荒尾市菰屋)
- 起点:熊本県荒尾市平山
(熊本県道29号荒尾南関線・
熊本県道124号金山櫟野線・熊本県道314号平山荒尾線)
- 終点:熊本県玉名郡長洲町長洲(国道387号・国道501号 / 長州港)
- 実延長距離:9,955m
- 走行難易度:★
-
解説:荒尾市にあるグリーンランドと長州港の間をほぼ直線的に結ぶ。E3九州道・南関インターから別の主要道を組み合わせることで、遠回り感がある長崎・島原方面へ最短経路で向えるため、九州横断路線としての一躍も担う。
熊本県道48号多良木相良線
多良木相良線(撮影場所:球磨郡あさぎり町免田東)
- 起点:熊本県球磨郡多良木町久米(熊本県道43号錦湯前線)
- 終点:熊本県球磨郡相良村四浦(国道445号)
- 主な通過点:球磨郡あさぎり町
- 実延長距離:14,912m
- 走行難易度:★★★
熊本県道49号熊本大津線
熊本大津線(撮影場所:合志市竹迫)
- 起点:熊本市北区飛田4丁目(国道387号 / 飛田4丁目交差点)
- 終点:熊本県菊池郡大津町矢護川(熊本県道23号菊池赤水線)
- 主な通過点:合志市・菊池市
- 実延長距離:
(熊本市)
(熊本県)14,562m
- 走行難易度:★★★
-
解説:序盤は北区飛田地区の住宅街・ロードサイド店舗が密集した裏路地であり、狭隘な道路でありながらも生活道路として混雑が激しい。分譲住宅街の光の森を過ぎると一転して、阿蘇山麓から続く丘陵地を延々と走る。国道325号交差点より東側の大津町杉水地区~終点・矢護川地区までは未改良区間が目立ち、集落を網の目状のように潜り抜ける場所もある。
熊本県道50号熊本嘉島線
熊本嘉島線(撮影場所:南区川尻)
- 起点:熊本市南区銭塘町(国道501号)
- 終点:熊本県上益城郡嘉島町上島(国道445号)
- 実延長距離:
(熊本市)
(熊本県)5,193m
- 走行難易度:★
- 別称・道路愛称:旧国道3号線
-
解説:国道3号を軸に雰囲気が変わり、前半パートは国道3号旧道降格区間も含め、南区の川尻・富合地区の生活道路の印象が強い。後半パートは終点までひたすら緑川を東に進む堤防道路。
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51-60
熊本県道51号熊本港線
熊本港線(撮影場所:西区沖新町)
- 起点:熊本市西区新港(熊本港)
- 終点:熊本市南区近見(国道3号・国道57号 / 近見交差点)
- 実延長距離:
- 走行難易度:★
-
解説:島原外港へ向かうフェリーのりば(熊本港)と、国道3号・国道57号とを結ぶ主要地方道。熊本港周辺は長閑な田園地帯に覆われているが、熊本市街に近づくにつれて交通量が増大し、JR西熊本駅周辺はロードサイド店舗が軒を連ねる。終点は立体交差になっている。
熊本県道52号小川泉線
小川泉線(撮影場所:宇城市小川町西海東)
- 起点:熊本県宇城市小川町西海東(熊本県道32号小川嘉島線)
- 終点:熊本県八代市泉町椎原(国道445号)
- 未整備区間:(1,929m)
- 実延長距離:36,250m(総延長距離は44,188m)
- 走行難易度:★★★★★
-
解説:起点こそ宇城市小川地区にあるものの、峠を越えた先の八代市東陽地区で八代市道と接続しているため、連続走行は出来ない。国道443号経由で中継した後、氷川ダム付近から単独区間が再びスタートし、八代市泉地区の市街地を通った後は、離合不能な険しき九州山地を経て、八代市泉椎原(五家荘地区)にある国道445号に到達する。
主要地方道だけで見れば、熊本県内では屈指の「酷道」である。
熊本県道53号植木インター菊池線
植木インター菊池線(撮影場所:菊池市七城町甲佐町)
- 起点:熊本市北区植木町亀甲(E3九州道・植木IC)
- 終点:熊本県菊池市野間口(国道325号・国道443号 / 野間口交差点)
- 実延長距離:
(熊本市)
(熊本県)6,805m
- 走行難易度:★
-
解説:菊池市中心部とE3九州道・植木インターとの間を結ぶ主要道。但し、植木インターは国道3号沿いにあるため、そこから少し北に離れた植木町豊田交差点が実質的な起点。
熊本県道54号人吉インター線
人吉インター線(撮影場所:人吉市鬼木町)
- 起点:熊本県人吉市鬼木町(E3九州道・人吉IC)
- 終点:熊本県人吉市五日町(国道445号 / 五日町交差点)
- 実延長距離:1,496m
- 走行難易度:★
- 別称・道路愛称:水の手通り
-
解説:人吉市内を通る主要地方道で、名称の通りにE3九州道・人吉インターと国道445号との間を結ぶ。周辺は人吉温泉街を軸としたロードサイド店舗が密集している。
熊本県道55号山鹿植木線
山鹿植木線(撮影場所:山鹿市鹿央町合里)
- 起点:熊本県山鹿市南島(国道3号 / 南島交差点)
- 終点:熊本市北区植木町鈴麦(国道208号)
- 実延長距離:
(熊本市)
(熊本県)10,877m
- 走行難易度:★★★
熊本県道56号水俣田浦線
水俣田浦線(撮影場所:水俣市陣内)
- 起点:熊本県水俣市陣内(国道3号)
- 終点:熊本県葦北郡芦北町海浦(国道3号 / 海浦交差点)
- 実延長距離:30,602m(重複区間まで含めれば34,412m)
- 走行難易度:★★★
- 別称・道路愛称:七浦オレンジロード
-
解説:水俣市と芦北町(旧・田浦町)との間を、東シナ海沿いのリアス式海岸に沿うように通過する主要地方道。その性質上、途中で2度ほど国道3号に再合流する。一部の港町は橋梁があるため、その部分でショートカットが可能である。漫画「放課後ていぼう日誌」は、この主要道沿い(芦北市街)の景観を参考にしている。
熊本県道57号益城矢部線
益城矢部線(撮影場所:上益城郡山都町北中島)
- 起点:熊本県上益城郡益城町寺迫(熊本県道28号熊本高森線)
- 終点:熊本県上益城郡山都町北中島(国道445号・熊本県道152号稲生野甲佐線 / 山都町北中島交差点)
- 主な通過点:上益城郡御船町
- 実延長距離:
(現道)19,865m
(旧道)1,885m
- 走行難易度:★★★★
- 別称・道路愛称:マミコゥロード
-
解説:益城町と山都町を結ぶ主要地方道だが、広域農道(マミコゥロード)がある益城町と御船町の境目付近から山都町北中島地区までは、離合が極めて困難な山岳道路となっている。山都町側から進むと熊本空港方面の案内が随所にあるが、御船町に差し掛かる寸前で吉無田水源方面へ抜ける町道経由で連絡が可能。御船町上野地区から終点まではE77九州中央道と並走しており、終点の北中島交差点で稲生野甲佐線へ向かうことで、山都・高千穂方面のE77九州中央道・山都中島東インターと接続する。
熊本県道58号宇土不知火線
宇土不知火線(撮影場所:宇城市不知火町松合)
- 起点:熊本県宇土市住吉町(国道57号 / 住吉駅前交差点)
- 終点:熊本県宇城市不知火町松合(国道266号)
- 実延長距離:11,552m
- 走行難易度:★★★
- 解説:宇土半島の南北を貫く主要道で、宇土・宇城不知火との間に立ち塞がる山々を越える形を採る。宇土市側はバイパス道路の整備で幾分走行しやすくはなっているが、国道57号との交差点付近でJR三角線と平面踏切があるのが難点。宇城・不知火側は松合地区の古き街並みが残り、離合不能な集落を通るハメに。
熊本県道59号有明倉岳線
有明倉岳線(撮影場所:天草市有明町大浦)
- 起点:熊本県天草市有明町大浦(国道324号)
- 終点:熊本県天草市倉岳町浦(国道266号)
- 主な通過点:上天草市
- 実延長距離:15,274m
- 走行難易度:★★★★
-
解説:天草市発足前の旧・有明町と旧・倉岳町との間を結ぶ主要地方道。天草上島を縦断する経路を辿るが、旧・有明町と上天草市との峠越えを中心に未改良区間が残る。
熊本県道60号芦北坂本線
芦北坂本線(撮影場所:葦北郡芦北町宮浦)
芦北坂本線(撮影場所:八代市坂本町百済来下)
- 起点:熊本県葦北郡芦北町宮浦(熊本県道27号芦北球磨線)
- 終点:熊本県八代市坂本町川嶽(国道219号)
- 実延長距離:31,174m
- 走行難易度:★★★
-
解説:2024年12月現在、熊本県・熊本市管理の主要地方道ではラストナンバーを飾る。八代海と球磨川沿いの九州山地とを結ぶ横断路線の一つだが、こちらは旧・坂本町寄りの経路を辿る。元々が一般県道の集合体であるためか、基本的に未改良区間が多く、離合困難な箇所が点在している。
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