E2A中国道 鹿野SA 上り行き

下り行き(北九州方面)

訪問 2024年5月5日
作成 2024年7月21日


E2A中国道 鹿野SA 上り行き

 鹿野(かの)SA上りは、山口県周南市鹿野中に設置されている、E2A中国道のサービスエリア。E2A中国道しか無かった1980年代は、並行するE2山陽道と同規模か、相応の休憩施設が備わっていたが、全線開通後は交通量の変化や民営化による見直しに伴い、大幅にサービスが縮小されている。

サービスエリアの情報

基本データ

      

ハイウェイスタンプ

非常電話

方向指示標識


2024年5月訪問時は、広島方面と本線(スルートラフィック)の案内が混在していた。

施設見学

トイレ・駐車場


駐車場を一望する。データイムは写真の通り【お察し】状態。
一方で、夜間は大型車を中心に駐車場が結構埋まる様子。


入口通路沿いから見た駐車場の様子。
2024年5月訪問地点では、入口通路沿いが大型車・出口通路沿いが小型車という配置だった。


出口通路沿いから見た駐車場。
駐車場の体質改善工事を行うなら、大型車の需要を見越して「大型車優先・小型車敬遠」が理想的か。


トイレの真正面に身障者・二輪車P。


トイレは2024年2月にリニューアル。LED照明や段差の解消など、現代的なものに仕上がっている。


こちらは旧・便所時代のもの(2020年9月当時)。
壁面に津和野鷲舞神事のイラストが描かれ、便所内は段差あり・老朽化の進行等で汚い印象があった。


出口通路付近に不自然なゼブラゾーンがあるが、2005年9月まではガソリンスタンドが設けられていた。
あまりに交通量が少ないため割に合わず、公団民営化直前を以て戦力外となった。


購買施設の裏手はドッグランがある。元から特に何もなく、単に森林公園が整備されているだけだった。


トイレのリニューアル工事に合わせ、それまで野晒しだった喫煙スペースも、屋根付きのものを導入する形で再整備された。


鹿野IC 2km
上り方向は鹿野インターまで2kmを切るため、休憩施設から出口標識を一望できるのが特徴。
かつては樹木も植えられて草ボイボイ状態だったが、2024年5月訪問時はキレイさっぱり伐採されていた。

購買施設


購買施設の外見は、この先の六日市インターから向える津和野の街並みをイメージしている。
1980年の山口~鹿野開通当時から残る旧・公団時代の建物が未だ現存。


中央口から入ると、真正面に固定式の木製テーブル席が設けられている。


トイレがある南口への通路沿いに、自動販売機コーナーと交通情報パネル。


2020年9月訪問時は今以上に自販機が大量にあり、稼働が終了したニチレイ自販機まであった。


お土産コーナーの奥にレストランがある。
旧公団時代からも交通量を考慮して、実質的に食堂とレストランが一体化されていた。


普段から交通量が少ないため、繁忙期となる大型連休の時でも、レストランコーナーは余裕で座れる。


2007年3月末までは情報案内所が設けられており、跡地に「おみくじロード」と呼ばれるアミューズメントフロアを導入。


鹿野SAがある周南市鹿野地区は、国内おみくじ製造の7割を占めることから、地域おこしの観点から導入された。


裏手はウェルカムゲートが整備され、数台程度ながらも裏口から購買施設を利用できる。

鹿野SAの有効活用案

 2024年5月訪問地点では、購買施設を含めたパーキングエリアと同格のサービスが継続しているものの、前後区間の交通量や沿線地域の人口減少等を加味すると、いつまでも現状とほぼ同じサービスを継続できるかは不透明である。一方で、大型車を中心に夜間の休憩・仮眠としての需要は高まっており、昨今の労働改革も視野に大型車向けの駐車マス確保に一役買う可能性を秘めているのも事実。

 従って、政府主導で実施している大型車向けの休憩機会の確保を重点に見直しを行い、

 これらを前提に、事実上のトラックターミナルとしての活用を模索することを提言とする。


面白味は減るけど、だからといって吉和SAみたいに、ほぼ「無」の状態にするのも勿体ない。

おみやげ街道NEXCO西日本


やっぱしココは「ウイロウ」と「月で拾った卵」は抑えたいところ。


鹿野SA名物のちゃんぽんがいつの間にか消滅し、ラーメン&カレー縛りに。……嫌な予感が。

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