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福岡・北九州都市圏の通行料金制度「見直し」案
福岡・北九州都市圏の通行料金制度を見直し、ETC利用時に限り距離別料金を適用することで、区間利用の促進や長距離移動客に対するサポートの強化、一般道路の混雑解消を図る作戦。
再編案
再編させる場合、原則としてETC車と一般車(現金等)で異なる仕組みを導入する。
共通
福岡・北九州都市圏の高速料金に関する改正案(拡大図はこちら)
九州道などの高速自動車国道は従来通りとし、都市高速は料金区分を現代の2段階から5段階に見直す形で再編。また、西九州道(福岡前原道路・今宿バイパス)は、福重~前原東(仮)までは道路管理者の移管(福岡県道路公社→NEXCO西日本)と、現道活用として仮運用している前原東(仮)~二丈IC予定地までの有料化、ならびに二丈IC~二丈浜玉道路・二丈鹿家IC~伊万里東府招ICまでの車線拡幅工事を実施する観点から有料化(この場合の道路管理者もNEXCO西日本とする)。
九州道・東九州道において「飛び地」の状態になっている八木山バイパスも、ETC利用時に限り「連続利用・距離別料金制」を導入。
北九州都市圏では行政区分の違いから生じる料金制度の問題点に対応するため、都市高速1号線・4号線をNEXCO西日本に移管した上で距離別料金制度へ移行。残る2号線・3号線・5号線は北九州市が引き取る形で無料開放する。
基本料金(ETC・一般共通)
福岡市と北九州市・福岡県では相対的に所得水準が異なることに配慮しつつ、一方で、混雑対策に適う適切な通常料金にも考慮した結果、下記の通行料で考えてみる。
- 九州道などの高速自動車国道:従来通り(1kmあたり24.6円/普通車)
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都市高速:現在の固定料金から、高速自動車国道よりも若干割高な、1kmあたり29.5円で検討。この場合、最も遠い距離になるパターンは、福岡都市高速で環状線経由で水城⇔香椎東を利用した場合(39.4km)なので、単純計算で最大1,160円。
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西九州道(福重~前原東):高速自動車国道と同様、1kmあたり24.6円で換算。現段階での終点である「前原東(仮)」までの場合は350円、二丈浜玉道路との接点である二丈福井までの区間まで含めれば570円。
- 西九州道(二丈浜玉道路):前述と同様。普通車で210円。
- 西九州道(二丈鹿家IC~伊万里東府招IC):前述と同様。普通車で700円。
- 八木山バイパス:1回につき250円+税(普通車)。乗り継ぎに対応。
ETC車両
- ETC車両の場合は、原則として対象の料金所を起点にして入場した場合、そこでターミナルチャージ(1回150円)を徴収する代わりに、指定された本線・個別料金所(門司IC・小倉東IC・八幡IC・福岡IC・太宰府IC・行橋IC・みやこ豊津IC・名島本線料金所・福岡西本線料金所・八木山バイパス料金所)を「通過」とする場合に、追加でターミナルチャージを徴収しない。距離別料金を採用。
- 飛び地の八木山バイパスとの連絡は、八幡IC・福岡IC・行橋IC・今川スマートIC・みやこ豊津ICでの出入りに限定。
- 三瀬トンネルとの連絡は都市高速環状線・野芥出入口での出入りに限定。
- 円滑な利用を推進するため、都市高速区間でもNEXCO道路と同様のETC割引(「深夜割引」「休日割引」「都市高速平日朝夕割引(ETCマイレージ)」)を適用。
一般(現金等)
- 都市高速区間では出入りの区別が付かないため、原則として最大料金(普通車:1,160円)を徴収。但し、福岡・北九州都市高速の連続利用に配慮するため、NEXCO道路との連絡の際に渡されるレシート(領収書)を2時間以内に乗り継ぎ地点の料金所に提示することで、都市高速乗り継ぎ時の追加料金を課さないようにする。
※首都高速の時と同じ。
- 単独有料道路(都市高速以外)は、従来通りの料金。
三瀬トンネル(310円)・八木山バイパス(530円)・若戸大橋及びトンネル(100円)
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車線拡幅工事を理由とした西九州道(前原~東府招)までの区間は、他の高速自動車国道と同様、入口で通行券を受け取り、出口で料金精算する仕組みを導入する。
高速道路レポート
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