E97大分空港道路
下り行き(藤原JCT~大分空港)

訪問 2020年2月9日
作成 2020年2月12日

走行記録

藤原JCT~杵築IC(一日平均利用数:約15,000台)


藤原JCTで旧線・E97日出BP連絡通路と合流。
ここから先は「本線」となって空港を目指す。


相原PA 時速70キロ規制
藤原JCTを過ぎてスグに、下り限定のパーキングエリアを利用できる。

相原PA(下りのみ)


大分県杵築市(きつき-し)


対面通行800m先
車線減少を示す道路標示の跡が薄らと残る。
ラグビーW杯開催に間に合わせる形で、ココを含めて若干距離分、拡幅が行われた。


ここから対面通行(相原工区ここまで)
相原工区の拡幅距離は320mと、拡幅前と殆ど変わらず。正直、ガス抜きレベルである。


杵築IC 3km 安岐IC 12km 大分空港 20km


相原地区のPCラーメン橋を横断する。高架橋の建設は多大な費用が掛かるので、拡幅の対象外。


ここから追越車線(八坂工区・1,420m)
橋梁を渡った先で追越車線が再び復活。有料時代には無かった区間で、ココは完全な新規開拓となる。


杵築IC 2km


ここから対面通行(八坂工区ここまで)
下り坂に入った所で右側車線が消滅し、対面通行へ。


杵築IC 1km


やや急傾斜な下り坂と高架橋の組み合わせで谷間を抜ける。


杵築IC 500m


杵築インターの直前で再び追越車線が復活。さっきの八坂工区とは1km程度しか離れていない。


高架区間は建設に多大な費用が掛かるため、橋梁とは無関係な盛土区間のみ、取りあえず広げた印象がある。と言っても、渋滞する程の交通量でもないので、当面はこのままで様子見なのかもしれん。


何だか「着工しやすそうな場所」だけ拡幅したって感じ。ぜんぶ4車線化して欲しいよね~


高架橋の建設は割高な費用が掛かるのは当たり前。県税だけでは限界があるため、ガチで全部4車線化するなら、再び有料化するしかない(費用対効果の面も含め、全区間4車線化が必要なのか、ということになる)。対面通行区間はワイヤーロープによる簡易分離強化で十分かと。


杵築(きつき)IC


杵築(きつき)IC
杵築市街・杵築市大田地区はコチラへ。

杵築IC

杵築IC~安岐IC(一日平均利用数:約9,200台)


本線料金所跡地
以前はココに料金所があり、予め「往復券」を申し出ておけば、復路の通行料が軽減されていた。


走行注意 左車線へ
杵築インターの前後区間(820m)は、開通当初から追越車線が確保されていた。


この先 対面通行


杵築市鴨川地区の丘陵地・住宅街が左手に見えてくる。
高架構造になっており、この部分は拡幅の対象外。


安岐IC 7km 大分空港 15km
E97空港道おいて、杵築~安岐は1区間あたりの距離が最も長い。


この先2車区間 長さ2kmあり
追越車線のことを「2車」と表現するのは珍しい。


ここから追越車線(大内工区・1,860m)
2019年度までの拡幅工事の中で、最も距離が伸びた区間(1,350m延長)。


写真の場所から大内工区による追越車線の拡幅区間。当時の車線減少の道路標示がハッキリと残されている。


2つの短い橋梁があるものの、大して長くないので、ココは県税でどうにか対処できた。


時速70キロ規制(設計速度80キロ)
E97空港道は地域高規格道路に過ぎず、都市間移動型の高速道路と性格が異なる。
本来は時速80キロでの移動を担保した設計になっているが、対面が多く、規制が厳しい。


この先 対面通行(大内工区ここまで)


対面通行に入ると、やや小さめの曲線と共に高架区間が連発する。
県税だけでは拡幅に必要な費用を調達できないので、ココは我慢。


大分県国東市安岐町(くにさきし-あきまち)
会下交差点から12.8km程進んだところで、隣の国東市へ。


安岐IC 2km


E97空港道では数少ない切り通し区間。ココも県税での拡幅は困難だったのかな?(邪推)


大添地区の集落が左手に見えてくる。


ここから追越車線(大添工区・2,270m)
大添工区は僅か290mしか拡幅されていないが、先の安岐インターを含めると約2.3kmも追越車線がある。


安岐IC 1km


安岐IC 500m


安岐(あき)IC
拡幅前の車線拡大標示が薄らと残されている。ココまでが大添工区。


安岐(あき)IC
国東市安岐地区・豊後高田方面はコチラへ。


ノーズの案内が「豊後高田」になっているのは、キツい山越えにはなるものの、近くを通る農道と一般県道を経由すれば、国東半島の反対側に位置する豊後高田に出ることが出来るためと推測される。有料道路時代からあるものの、変化なし。どうみても間違いである


安岐インターでは、杵築インター以東における本来の旧道・糸原杵築線と接続しており、県道を経由することで安岐地区の市街地を経て、大分空港の入口に到着する。従って、杵築インターから塩原交差点・その先の国道213号現道区間は、建前としてはバイパスとして整備されたことになる。

安岐IC

安岐IC~塩原交差点(一日平均利用数:約9,200台)


空港道最後の塩原交差点までは「有料関連区間」と称して、有料道路時代から無料で通行できた区間。
無料開放された現在ですら、かなりのスカスカであり、元から需要があったのか微妙な線区。


この先 対面通行


大分空港 7km
塩原交差点までの距離ではなく、その先の空港を指している。


塩原交差点まではほぼ全区間盛土構造になっているため、拡幅のチャンスがあった場所。
ただ、さほど交通量がある訳でもないのか、県主体による拡幅は見送られている。


この程度の交通量なら、ムリして全部4車線化する必要は無いよね。


自専道の終点間際で、ガードレールによる完全分離が見えてくる。
最近出始めている「コンクリブロックで、擬似的な完成2車線」を先取りしている?


少し進んだ所で追越車線が復活。自専道区間ではココが最後の追越しポイントとなる。


E97大分空港道路 終点500m先 速度落せ
終点標識が出たところで視界が広がり、海沿いに出る。


塩原交差点 E97大分空港道路・終点
塩原交差点で国道213号と合流し、自専道は終了。
会下交差点の時と同様、国道とは平面交差になっている。


塩原交差点
大分空港・国東市(武蔵・国東町・国見)方面は直進、杵築方面は右折。

塩原交差点

塩原交差点~大分空港(一日平均利用数:約11,000台)


せっかくなので、ココから空港にでも行ってみましょうか。


国道213号現道と合流。片側2車線が続いている。


安岐商店街入口交差点 200m


安岐商店街入口交差点
国道213号の旧道となる大分県道34号豊後高田安岐線と接続する。
安岐総合支所への入口で、ココからでも豊後高田へ抜けることが出来るようだ。


旧道と異なり、現在の国道213号は空港までのアクセスを理由に、海沿いを通る。
線形がかなり緩く、比較的、快速走行が可能。


塩原交差点から2kmほど進んで、左側車線が消滅。
スグ隣が海なので、晴れてる時は気持ち良さそう。


二級河川の安岐川を渡る。河口と接しているため、海沿いは荒波が立ちやすい。


下原交差点の先で片側2車線が復活する。この付近は空港関連の駐車場が住宅街が密集している。


空港入口が見えてくる。周辺はレンタカー屋や長期旅行客向けのパーク&ライド用駐車場ばかり。


空港内の道路は一方通行となっているため、進路変更に注意が必要。


大分空港入口交差点
旧道となる糸原杵築線と合流し、ホントの意味でのE97空港道がココで終わる。
大分空港ターミナルは右折、国東・豊後高田方面は直進しよう。


空港ターミナル内は第1・第2駐車場それぞれ別に確保されている。
繁忙期でも無ければ、パーク&ライドとして割と駐車しやすい傾向にあるようだ。


大分空港に到着。E10東九州道からココまでは、約30分程度の距離である。

大分空港から発着している航空会社

国内線

国際線

※この他にも、チャーター便などの設定がある。国内線は概ね1時間に1本程度の割合で運行している様子。

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