E3九州道 須恵PA 下り行き

上り行き(北九州・山口方面)

作成 2019年3月9日


E3九州道 須恵PA 下り行き

 福岡市の郊外に位置する須恵町にあるパーキングエリア。駐車場の面積がかなり狭い上、スマートインターが併設されている事もあり、かなり圧迫感のある休憩施設になっている。財団法人時代は食堂つきの一般的なPAと同格だったが、民営化後にコンビニに転換された。

パーキングエリアの情報

基本データ

    

ハイウェイスタンプ


ハイウェイスタンプ(2018年2月20日訪問)

非常電話

方向指示標識

施設見学


スマートICが立地するため、駐車場スペースが削減されており、時間帯によっては駐車できないことも。


トイレは日本道路公団時代からの流用。


喫煙スペースはコンビニの隣にあり、旧・バス停待合室を喫煙スペースに転用させた。


購買施設はセブンイレブンがあるのみ。中身は酒類NG・お土産販売を伴うモノを除けば、一般道とほぼ同格。

ファミリーマート時代

 民営化前は一般的なPAに見られる売店・食堂があるのみのシンプルなものだったが、民営化した後はファミリーマートが入居していた。その後、テナント契約満了に伴う撤収により、最大手のセブンイレブンと入れ替わって営業を続けている。


ファミリーマート正面(2018年1月当時)


セブンイレブン鞍替え前のファミリーマート(2018年1月当時)
ファミマ内はかなり狭く、レイアウトが一般道とは大きく異なる。
お馴染みのFamiポート・イーネット銀行は、エロ本コーナーの隣にあった。

ウェルカムゲート

 ウェルカムゲート(以前の須恵BS下り行き通路)は、スマートICと身障者向けP・トイレの間にある狭い隙間を通るような構造をしており、PAからウェルカムゲートを判断するのは少し難しい。ウェルカムゲートだった門は、緊急用の女性用トイレに変更されており、ウェルカムゲート=バス停入口と考えて問題ないだろう。


ウェルカムゲート。身障者向けスペースとトイレから一般道へ出る構造になっている。


ドアがあるので、簡単には入れさせてくれない。


ウェルカムゲートの門が妙なところに移動していた。

須恵スマートIC

 福岡県糟屋郡須恵町に立地する九州道のスマートIC。九州初のスマートICであり、最初は社会実験の形で上り方向出口に限定する形で運用していたが、利用客が多いことや空港へのアクセスに便利であること、糟屋郡の南側である須恵・宇美方面へのアクセスに最適であることが評価され、改築工事の末に現在の上下線出入りが可能な形態に変更された。

施設見学


E3九州道 須恵スマートIC 熊本方面入口
(カモノハシ)近頃見かけるスマートICとはかなりかけ離れているな。何なんだ、この窮屈なSICは?


熊本方面入口


入口標識(熊本方面)

  案内標識はナンバリング対応後の正式なフォーマットではない。これは開業当時は、まだスマートICの案内標識のフォーマットが確立されておらず、どう描いて良いのかよく分からなかったことから、試行錯誤の末に完成したもの。


料金所は簡素なプレハブになっており、今のように福岡・太宰府のどちらかから遠隔操作で対応をする、なんて発想では無い。


須恵スマートIC出入口はUターンスペースが無い。
通信エラーが発生した場合は、係員の指示に従って慎重にバックしないといけない危険な構造。

 黎明期のスマートICそのものであり、出入口通路が極端に短いのが特徴。現在のスマートICは、もしも通信エラーが生じたり現金等などの非ETC車両が誤進入した場合、係員の指示に従って退避用の通路で強制退出するような造りになっているが、当時はそうした考えが無かったことから、エラーが発生したらバックしてUターンをしなければならず、衝突事故の危険性が極めて高い。これが意味するのは、結局、スマートICであったとしても、退避用の通路を確保するとなれば巨大な面積の用地が必要となり、「それだったら別にETCに限定する必要も無くなるのでは?」という見方も出来てしまう

 料金所事務室はプレハブによって作られた、非常に簡素なもので、係員が1~2人程度駐在している。これも、現在のように「利用客がさほどいないと認められる箇所では、出来るだけ近くの通常ICから遠隔操作で対応する」という考えでは無く、あくまでも通信エラーが発生した場合に、最低限の係員で交通誘導をさせる考えが当時は存在していたため、と言える。


駐車場が極端に狭い(時代にそぐわない)ため、休憩施設はココとは違う場所に移動する形で巨大化する代わりに、須恵PAは「須恵スマートIC専用」として最適化した方が良いんじゃないの?

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