E34大分道 山田SA 下り行き

上り行き(福岡方面)

訪問 2020年3月23日
作成 2020年4月1日


E34大分道 山田SA 下り行き

 山田(やまだ)SA下りは、福岡県朝倉市山田に設置されている、E34大分道のサービスエリア。

 サービス内容としては売店付PAと大差ないものの、差別化を図る目的から2012年に「PAVARIEエコエリア山田」としてリニューアル(PAVARIEブランドでのオープンは、この山田SA下りが最初とされている)。山際に太陽光パネルを設けて自家発電を行ったり、節水に配慮したトイレ・貯水排水システムの導入など、やたらと「エコ」に気を遣いすぎたサービスエリアに大変身。NEXCO西日本管内のSA・PAを統括する、西日本高速道路サービス・ホールディングス直営店舗である。

サービスエリアの情報

基本データ(PAVARIE エコエリア山田)

      

大分方面へ向かわれる方へ

ハイウェイスタンプ

非常電話

方向指示標識


本線合流へ向かう通路沿いには「日田方面」と書かれたものもある。

施設見学

トイレ・駐車場など


下り方向は用地の制約上、入口が180度急カーブという非常に危険な構造をしている。


施設の隅っこで実質Uターン(一方通行通路)という、極めて逆走が起きやすい危険な構造。
出口通路沿いに給油所があるが、完全な一方通行の道中にあるため、引き返せない。


入口通路には逆走防止の看板があちこちに。


入口通路沿いにある180度カーブの一角を活用して、ミニ公園が整備。


昔、この辺に朝倉三連水車の「ダミー」が無かったっけ?


駐車場を公園側から眺める。一応、サービスエリアとあるだけに、それなりに駐車マスは多めに確保。


二輪車P・身障者P。施設の左側・南寄りに設けられている。屋根がスケルトンなので、開放感がある。


二輪車Pの隣にEVスタンド。


トイレ。男性用トイレの隣に多目的トイレ・乳児用トイレを設けている。
以前はテコの原理でドアが開く擬似的な自動ドアがあったが、現在は自動化。


清潔になった男子トイレ。一見すると、他と変わらないように見える。(※客がいないのを確認して撮影しました)


用を足すと通常の洗浄水が流れるだけでなく、上のノズルに手を近づけると「お手洗い」にもなる多機能型。
(※客がいないのを確認して撮影しました)


トイレと購買施設の中間部に自動販売機コーナー。
道路交通情報・エコシステムの解説に使うパネルに独自性。


喫煙スペースは購買施設の北寄りにある。


喫煙スペースの近くにウェルカムゲートがあり、4台程度の一般道駐車場を確保。

購買施設


お土産コーナーは「エコエリア山田」という名称で、ロッジ風の雰囲気を醸し出している。
福岡県区間では最後となるため、この先、大分・四国へ向かう場合は、お土産購入をお忘れ無く。


ベーカリーの「フル・ベジ・ベーカーズ」


朝倉地域で獲れた旬の新鮮な季節野菜・果物を直売する、農産物コーナー。


スナックコーナー「グリーン・キッチン」
建て替え前から存在したレストランをテイクアウト方式のカフェテリアに転換したもの。


何食べるか迷う~~

ドキッ!太陽光パネルだらけのサービスエリア


山の斜面を使って、所狭しと太陽光パネルを埋め尽くす異様な光景。


隅々まで張り巡られており、ココで得た太陽光発電で山田SAの電気を賄うのだとか。


NEXCO西日本との入札の結果、太陽光パネルは三菱電機製を採用。


エコエリア山田で使われている、様々なエコロジー技術の集合体。興味のある人は、是非ともご覧あれ……。

開通記念碑


不自然な樹木が植えられている??まさか、これは??


あ、ありました!高速道路開通記念碑!

我ら大分道を拓かん
朝倉日田間開通記念
平成二年三月十日

 朝倉インターから日田インターは、1990年3月10日に開通。福岡県区間に相当する朝倉インターから杷木インターまでは片側2車線で開通し、杷木インター以降は難工事が予想されたことから、片側1車線の対面通行で仮開通した。これにより、単純計算でこの地点での九州の高速道路における総延長は、約150kmに達している。

 福岡県人にしてみれば、大分県日田市まで到達できるとはいえ、1990年の開業地点ではダイレクトに湯布院・別府・大分へ行くにはややムリがあり、日田から先は現在の国道210号で経由する必要があることから、この段階では大分県西部から福岡都市圏へ移動する分には丁度良いぐらいの感覚だったと言える。実際、杷木インターから日田インターは暫定2車線で開通しており、地形的にやや難工事が予想されることや、開通した地点で大分へ到達できないことから、当時の日本道路公団は1日8,000台程度で走るとの推測を出している。

 あれから相当の年月が経過したが、改めて福岡県人の日帰り温泉旅行に大分道を使うというのがすっかり定着し、土日祝日などのオフシーズン時は、計画交通量を上回る約2万台前後で推移。これが仇となって鳥栖JCTでの渋滞も目立つようになった。一方、E34大分道の整備が段々と進むにつれ、並行する久大本線を管理するJR九州も危機感を抱いていく。

参考文献:

おみやげ街道NEXCO西日本

 朝倉市・朝倉地域一帯で獲れるフルーツ類の加工品もある一方、まもなく福岡県区間を脱出することから、福岡みやげも相応に確保されている。

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