E2A中国道 吉和SA 上り行き

下り行き(山口・北九州方面) 閉店前はコチラをクリック

訪問 2020年9月22日
作成 2020年9月25日
更新 2022年4月1日

 吉和(よしわ)SA上りは、広島県廿日市市吉和に設置されている、E2A中国道のサービスエリア。この近くに、E2A中国道・最高地点(海抜721m)がある。

 サービスエリアではあるものの、利用客が極端に少ない(1日2,000台程度)過疎区間を走ることから、トイレ・自販機のみの必要最低限のサービスしかない。かつてはサービスエリアらしく、売店・食堂・情報案内所・給油施設があったが、段階的にサービスが縮小。そして、2022年3月31日を以て売店・食堂・情報案内所の営業を取りやめて現在に至る

サービスエリアの情報

基本データ(自動販売機のみの営業です)

 

ハイウェイスタンプ


ハイウェイスタンプ(2020年9月22日訪問)

非常電話

方向指示標識

施設見学


駐車場を一望する。一応、サービスエリアだけあって、敷地内は結構広い。
白線が消えかかっているが、売店側は小型車という構造にはなっている。


GS跡地を挟んで入口・出口それぞれの通路が設けられるという、かなりの変化球。
逆走が極めて発生しやすいので、ご注意の程を。


身障者P。二輪車Pは喫煙スペース近くに設けられ、手前の鹿野みたいに一体化されていない。


身障者Pの奥にある売店と一体化する形で、トイレが設置されている。
建物自体は1983年開業当時のままだが、内部はバリアフリーも含めて改装済み。


出口(本線復帰)通路沿いにある180度カーブの内側を利用し、日本庭園が整備。


2009年3月末で給油所が廃止されたが、施設自体はフェンスで覆う形で今も残されている。
復帰の可能性に含みを持たせているものと見られる。現在はNEXCO西日本の管理用施設。


駐車場の北側にEVスタンド。


益田市と広島BC・JR広島駅とを結ぶ高速バスの待合室がある。乗り手はいるのだろうか?


売店の北側に喫煙スペース。プラスチック+ステンレス製による、空調管理が施された簡易式である。

昔懐かし吉和SA


2005年3月当時の吉和SA。購買施設は旧・道路サービス機構(J-SAPA)が仕切っていた。


今では二度と見られない、給油所が営業していた頃の吉和SA。キグナス石油が指定されていた。


ガソリンスタンドマークが懐かしい

高速道路開通記念碑


EVスタンドの隣にあるため、簡単に見つけられる。

中国縦貫自動車道
全線開通記念
昭和58年3月24日 日本道路公団

 1983年3月24日に、中国道最後の区間である千代田IC~鹿野ICが開通。これに伴って中国道は全線開通し、険しい山越えにはなるものの、一筆書きで大阪~下関・北九州(~福岡方面)への行き来が可能になった。広島北JCT~鹿野ICに関しては、県境などを中心に長距離トンネルが集中していることから、開通当時は対面通行で暫定的に対処している所ばかりで、今みたいな安全設備は不十分だったこともあり、正面衝突事故も多かったという。

 並行する山陽道が繋がった1990年代以降は、広島北JCT~戸河内ICが広島都市圏の通勤などを理由に使われる以外、都市間移動の役割は山陽道にバトンタッチしたが、中国道と山陽道が共に整備されたことで、ダブルネットワークを早い段階から構築することが可能になった。今後、山陽道リニューアル工事の実施を前に、開通から30年以上経過した中国道の「魔界」に対して、先駆けて橋梁やトンネルの補修工事が今後も必要になってくる。先人たちの努力と知恵に感謝したい。


ただ、正直なところ言わせると、三次~鹿野・山口に関しては、政治的な理由で開通したという印象が拭えないのよね。2000年代に開通となれば、今みたいな理不尽な構造にはなっていなかったと思う。

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