E11・E56松山道あれこれ

作成 2021年6月4日

E11・E56松山道のひみつ

大洲インターで雰囲気が大きく変わる


法律上の解釈による「松山道」。うん、よく分からん。

 大洲インターを境にE56松山道の雰囲気が大きく変わり、前半パートとなる川之江JCTから大洲インターは、E32徳島道とE32高知道乗り継ぎ区間と共に「四国縦貫自動車道」として整備されたのに対し、後半パートとなる大洲北只インターから愛南町方面は「四国横断自動車道・愛南大洲線」として段階的に整備・供用されている。また、厳密にはE56松山道ではないものの、同路線との乗り継ぎの役目を果たす国道56号バイパス(大洲道路・宇和島道路・津島道路など)も、便宜上、E56松山道の一部として一体化している。


ちなみに、E11・E56松山道の場合は「瀬戸内側を通るから縦貫道」と思われがちだが、そうではなく、四国島を一つの四角形にした時、最も中間点に近く、かつ、出来るだけ工業地帯が集中する瀬戸内海沿いに設計することが理に適うという理由で、今のルートで決定している。

大洲道路・宇和島道路・津島道路の取り扱い

参考資料:愛媛県南予地域における高速道路の沿道サービス案内の試行について
(国土交通省 四国地方整備局 大洲河川国道事務所 2020年2月4日付/2021年4月19日閲覧)

 国道56号バイパス扱いで開通している大洲道路・宇和島道路は、E56松山道(四国横断道)と直通した後も、それぞれの路線名を独自に定めて「高速道路ではない」とキッパリ説明していた。その後、高速道路ナンバリング導入に伴い、前後区間の位置関係を明確にすることから、便宜的に「E56松山道」と修正された。但し、修正後も四国横断道本線にある、例のどんぐり標識は一切設置されていない。

例の「飛び地」をETCで連絡する場合の特例

 大洲北只インターと西予宇和インターの間は、前後が無料自専道で運用されており、料金も独立している。このため、この部分をETCを利用して通過する場合、時間内(最大100キロ圏内+6~9時 or 17~20時の各時間帯)であれば「連続利用」とみなし、ETC平日朝夕割引が適用される。

給油情報

 E11・E56松山道本線で給油所があるのは、西条市にある石鎚山SAだけである。上下線ともに深夜営業を行っておらず、夜間の走行はリスクを伴う。一般的に、高速道路へ入る前は十分に給油を済ませることが望ましい。

4車線化へ向けた取り組み

参考資料:

 松山インター以西は険しい四国山地を貫く構造になっており、それに伴って急傾斜の酷いアップダウンが連続している。この区間は対面通行になっており、渋滞や事故があまりに多いため、4車線拡幅の優先順位が高めに設定され、2019年度から順次、拡幅へ向けた計画・工事が進められている。

 なお、いよ小松JCTから松山インター(いわゆる「桜三里区間」)も、開通当初は暫定2車線の対面通行で運用されていたが、こちらは2004年までに4車線化が実施され、対面通行は解消されている。

E11・E56松山道トンネル番付

E11・E56松山道

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