西鉄天神大牟田線 新栄町駅

訪問 2020年11月25日
作成 2023年2月1日


西鉄天神大牟田線 新栄町駅

 新栄町(しん-さかえまち)駅は、福岡県大牟田市新栄町に設置されている、西鉄天神大牟田線の駅。元々は栄町駅として、現在の大牟田市栄町地区に設けていた停車駅を、特急・急行列車の全車両が開閉できるように、当時の大牟田市の再開発事業に併せる形で現在の地に移転したもの。全ての特急・急行列車が停車する

駅の情報

基本データ

      

駅名標

施設見学


駅舎内を眺める。
古寂れた殺風景な空間が広がっており、「かつては石炭産業で栄えた駅」と思わしき、寂しい空気が流れる。


改札口と反対側の場所には、売店跡地と思われる謎のシャッターが残されている。


自動券売機の隣には、定期券を売り捌いていた窓口跡が残されている。
おとな用nimoca定期券であれば、自動券売機で購入可能。


訪問当時は改札機の隣に大蛇山が飾られていた。
また、今の自動改札機が導入される前までに使われていた、○×信号機も残されていた。


発車標が改札機付近にあるものの、大牟田方面はあと1駅で終点となるため、案内が非常にシンプルである。


ホームから大牟田方面を眺める。1面2線の島式ホーム。JR線が隣接する形でランデブーしている。


こちらは柳川・久留米方面。
発車標は2番のりば側のみで、あと1駅しかない大牟田方面の1番のりば側にはない(薬院駅の逆パターン)。

駅の近所


駅前に残る新栄町商店街。シャッター街を通り越してゴーストタウンと化していた。
(イタチくん)夜になったら真っ暗闇でいろいろと治安がヤバそう……。


炭鉱閉山+ロードサイド店舗の進出で、駅前にあったデパートは軒並み撤収。
結果、荒れ果てたゴーストタウンだけが残り、時が止まったかのような廃墟だらけに。


駅の隣にあるコインパーキングは、かつては西鉄ストアが入居していた場所。
訪問時は1日最大400円で駐車可能で、明らかに地価が歪なまでに低い。

 大牟田市中心部に広がる三井三池炭鉱が活気に沸いていた頃は、駅前の再開発も後押しする形で商店街とデパートが建ち並ぶ、大牟田を代表する停車駅のひとつだった。だが、炭鉱閉山後は勢いを失い、商店街周辺のデパートも次々に閉店・撤退したため、現在はゴーストタウンのような荒廃の地と化している。国道208号沿いにはゆめタウン大牟田があり、事実上、新栄町駅周辺の商業機能はそちらに移動している。

<<[T48] 西鉄銀水駅 [T] 天神大牟田線 [T50] 大牟田駅>>

このサイトは管理人・hiroによって運営されています。
Copyright (C) hiro all rights reserved.