唐津線

 唐津線(からつせん)は、佐賀市の久保田駅を起点に、小城市・多久市を経由して、佐賀県唐津市の西唐津駅に至る鉄道路線。

唐津線を走る車両

 唐津線のうち、久保田駅~唐津駅は非電化となっている。唐津駅~西唐津駅は電化されているが、これは筑肥線の経路変更に伴う高架工事の際、筑前前原方面からの電車乗り入れに対応するために設置されたもの。

唐津線あれこれ

山本駅以降の唐津線ルートについて

筑肥線レポートも参照


唐津線自体は変わっていないものの、謎めいたルートはこのようになっている。

 山本駅から唐津駅までの区間は、伊万里方面の列車も乗り入れする。元々の筑肥線は、山本駅を過ぎて松浦川を渡り、東岸を延々と走りながら、現在の唐津ロイヤルホテルに相当する旧・東唐津駅に乗り入れしていた。

まぼろしの呼子線延伸

 当駅から更に北西部へ延伸し、唐津市呼子町に至る国鉄呼子線が1968年に着工。ある程度、トンネルや高架橋などの工事が完了していたものの、国鉄の財政状況が悪くなり、1980年に国鉄再建法の施行で建設が凍結。結局、そのまま復活することはなく、未成線となって現在に至る。

 なお、呼子線の起点は虹ノ松原駅となっており、虹ノ松原~唐津に関しては筑肥線の高架化・電化事業として建設が継続・供用された。そうした意味では、辛うじて呼子線の一部と解釈できるだろう。


仮に呼子線が現存していたとしても、2022年現在のJR九州の財政状況を考慮する上では、鉄道方式ではなくBRTバス専用道方式で復活するよう、粘り強く交渉・強制的に交通モード転換していたかもねー。

交通系ICカード利用時の注意点

 SUGOCAなどの交通系ICカード乗車券が利用できるのは、唐津駅と西唐津駅の間のみ。それ以外の場所では、SUGOCAなどの交通系ICカードは一切利用できない。なお、2024年度にSUGOCAエリアの拡大化(佐賀~佐世保・ハウステンボス)が実施されるが、唐津線は乗り入れ先の佐賀駅~久保田駅のみ対応し、残る久保田駅~唐津駅は引き続き利用不可となる。

駅レポート

接続する他の路線

JR九州レポート

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