鹿児島本線・肥薩線 八代駅

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訪問 2022年3月8日
作成 2023年2月19日


鹿児島本線・肥薩線 八代駅

 八代(やつしろ)駅は、熊本県八代市萩原町1丁目に設置されている、鹿児島本線・肥薩線の駅。人吉・吉松・隼人方面へ向かう肥薩線及び、九州新幹線開業に伴う経営分離で誕生した肥薩おれんじ鉄道の起点駅となっており、鹿児島本線としては一旦、ここで終点となる。 

 開業そのものは1896(明治29)年と歴史ある駅だが、人吉へ向かう肥薩線(一時的に鹿児島本線に切り替わっていた)が開業した際、そのままでは折り返し運転が必要になることから、1908(明治41)年に現在の場所へ移設。新幹線開業前は南九州への分岐点となる重要駅として栄えた。現在でも八代市中心部に程近いことから、通勤客を中心に一定の需要がある。

駅の情報

基本データ

      

駅構内から肥薩おれんじ鉄道に乗り換える場合

 JR九州線の八代駅ホームから肥薩おれんじ鉄道へ乗り換える場合、わざわざ駅から出なくても、専用の通路を南に進むと設置されている簡易式カードリーダーにタッチ(きっぷの場合は回収箱に投入)すれば、そのまま番のりばへ向かえる。なお、肥薩おれんじ鉄道の列車は、通勤時間帯などでそのままJR線に乗り入れすることがあり、利用客に対して便宜を図っている。

肥薩線代行タクシー


球磨川大水害でコテンパンにされた肥薩線の代行タクシー。1日3本しかなく、いつ切られてもおかしくない。

 2020年7月の九州豪雨で、肥薩線沿いにある球磨川が大規模な氾濫を起こし、周辺住宅も含めて大きな被害を被った。その際、肥薩線も例外なく破壊されてしまい、回復には相当の時間を要する。代行タクシーが駅前に待機しているものの、平日のみの運行で、かつ、1日2~3往復のみと、もはや地域輸送を放棄したも同然となっている(戦力外確実)。

駅名標

施設見学


駅舎を眺める。元々は木造建築だったが、老朽化に伴い建て替えられ、2019年3月から現在の新駅舎に移行している。


熊本県区間の鹿児島本線では最南端となる、JR九州系統のファミリーマート。
旧駅舎時代にも存在したが、KIOSKの鞍替え店舗のような扱いだった。


ファミリーマートの隣フロアは、観光案内所を併設した待合室になっている。


駅入口の真正面に、近距離券売機が1基のみ設置。
あと1基ほど増設できそうなスペースを確認できるが、多分、このままだろう。


建て替えとともに窓口は廃止されたか?と見せかけて、改札口と一体化する形で営業中。
末端駅で八代市中心部最寄り駅にも関わらず、改札類は簡易式カードリーダー改札機で対処。


1番のりばから人吉方面を眺める。2面3線の単式+島式ホーム。
この奥(南側)に肥薩おれんじ鉄道及び、JR貨物のコンテナホームがそれぞれ設置。


こちらは熊本方面。肥薩線は跨線橋経由で2・3番のりばから発車するが、肝心の列車運行が(戦力外)
1番線と2番線の間に留置線がある他、3番のりば沿いにも複数の線路が残されている。

駅の近所

【駅のすぐ近く】

【路線バスなどを経由して】

 新幹線開業前から八代海を軸に交通の要衝として栄え、工業・漁業が発展していた経緯から、周囲は工場だらけになっている。駅の裏側は日本製紙の工場。駅前通りでは鮎焼きを楽しめるとのこと。


コレで門司港駅から続いてきた鹿児島本線の駅訪問は、ひとまず完了。鹿児島県区間のコンプリートを目指し、頑張りましょう!

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